島の生活世界と開発
中国・海南島 焼畑農耕の終焉
篠原 徹:編
A5判 240ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-034172-1(4-13-034172-3) C333
奥付の初版発行年月:2004年02月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-034172-1(4-13-034172-3) C333
奥付の初版発行年月:2004年02月
内容紹介
巨大な領土と多様な環境をもつアジア最大の国家・中国は「アジアの環境保全」を考えるうえで最も重要な地域である.その広大な領土のなかのひとつの点のような場所から,市場経済・観光開発と変化する環境との拮抗関係をとらえ,海南島のリー族社会という極微な眼から,その「生活世界」と「環境」を透視する.
目次
序章 リー族の生活世界の現在と開発(篠原 徹)
第I部 外部からみたリー族社会
1章 史書にみるリー族の生活世界(西谷 大)
2章 酒とフィールドワーク(梅崎昌裕)
第II部 自然利用の変容と生活
3章 環境利用の変容と生活適応戦略(西谷 大)
4章 環境保全と両立する生業(梅崎昌裕)
第III部 生業経済から市場経済へ
5章 換金作物と貧困克服の試み(蒋宏偉)
6章 都市近郊農村のマーケット依存性(伊藤貴子)
7章 市場経済の浸透と商いの自立性(卯田宗平)