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人は誰のために「一肌ぬぐ」のか?人脈のできる人

人脈のできる人 人は誰のために「一肌ぬぐ」のか?

四六判 224ページ 並製
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-7664-1762-3 C0034
奥付の初版発行年月:2010年08月 / 発売日:2010年08月下旬

内容紹介

ワタシ流の人脈づくりのために
▼人脈とは何か、また、“役に立つ”人脈とは何か。外資系証券会社勤務を経て、現在ビジネススクールで教鞭をとる著者が「人脈」の構造を明らかにする。
▼“デキる”ビジネスパーソンへの丁寧なインタビューをもとに、人脈作りのプロセスを紐解く。デキる人は人脈をどう意識しているのか。性格は魅力的なのか。アフターファイブのつきあいはいいのか。相談相手や情報収集場所にいたるまでを精緻に聞き取り、分析した。これまでのハウツー本になかった「人脈づくり」の根本的な答えを提示する。

著者プロフィール

高田朝子(タカダアサコ)

高田朝子(たかだ あさこ)
法政大学大学院(ビジネススクール)イノベーション・マネジメント研究科准教授
1987年立教大学経済学部卒。モルガン・スタンレー証券会社勤務を経て、1992年Thunderbird国際経営大学院修了(国際経営学修士)、96年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(経営学修士)、2002年同博士課程修了(経営学博士)。高千穂大学経営学部専任講師、同助教授(准教授)を経て2008年より現職。
主要著作に、『危機対応のエフィカシー・マネジメント』(慶應義塾大学出版会、2003年)、『高齢者の生活とリタイアメント・コミュニティ』(共著、創成社、2006年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

高田朝子(たかだ あさこ)

法政大学大学院(ビジネススクール)イノベーション・マネジメント研究科准教授

1987年立教大学経済学部卒。E. F. Hutton証券会社、モルガン・スタンレー証券会社勤務を経て、1992年Thunderbird国際経営大学院修了(国際経営学修士)、96年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(経営学修士)、2002年同博士課程修了(経営学博士)。成蹊大学非常勤講師、玉川大学非常勤講師、高千穂大学経営学部専任講師、同助教授(准教授)を経て2008年より現職。
主要著作に、『危機対応のエフィカシー・マネジメント』(慶應義塾大学出版会、 2003年)、『高齢者の生活とリタイアメント・コミュニティ』(共著、創成社、2006年)など。

目次

第1章 人脈とは何か?
魔法の杖を手に入れろ!
知識、人脈、度胸、愛嬌?
シンデレラ・ストーリーは偶然に
 人脈という無形資産
 なぜビジネススクールに行くのか?
人脈を解剖する
 人脈は自己申告制
 「あの人、知っているよ」人間 
 人脈という名の期待
 キムラ氏に期待すべきか?  
一肌ぬいでくれる人
 人脈とは?
 知恵袋と援助行動 
構造を理解しよう
 「ワタシ流」を編み出そう!
 一人でできることなんて

第2章 人脈を科学する——いつから人脈か、どこまで人脈か?
「人脈」の登場
 小才は縁に出会って縁に気づかず
 メディアがとらえた「人脈」 
 人脈本の「プッシュ型」と「プル型」 
ネットワーク理論の誕生
 ネットワーク・ブーム
 六次の隔たり
 閉鎖的か開放的か
 知り合いの知り合いはじつは知り合いだ
 ネットワーク理論のエッセンス 
人は誰のために「一肌ぬぐ」のか? 
 信頼と期待
 一肌ぬいでくれるのは?
 必要は期待の母である  
人脈の科学 
 人脈に連なるまで
 ウツギ氏とカジワラ氏、登場
 ウツギ氏の二つのステップ
 ウツギ氏の思考性向  
 予測につきまとう影
 「使える人脈」と「見極め能力」   
 社会的知性  
閑話休題——受け継いだ人脈と地位の人脈 
 親の人脈、一族の人脈
 地位は人を呼ぶ  
 犬に権力を与えれば・・・  

第3章 デキる人の人脈——考えたこともありません?
「デキる人」を探せ! 
デキる人には人脈がない!?  
人脈が広い人は「三高」の人!?  
 人間的魅力的がある!
 仕事がデキる!
 アフターファイブもそれなりに 
人脈メンバーってどんな人?
 仕事の相談相手は誰?
 プライベートの相談相手は?  
 情報収集は社内六:社外四
 育ての親は人脈にあらず? 
 あなたは一肌ぬげるか?
 社内人脈vs社外人脈
 人脈メンテナンス 
人脈メンバーになった理由
 共通の「修羅場」体験
 修羅場の情報密度  
 貸し借りは長くゆっくり
 双方向の自信
 修羅場の効用 

第4章 医師の人脈——専門職者たちの緊密な世界?
「手に職」ある人々を調査する 
 医師を取り巻く環境 
 三つの節目
 白い巨塔
 医局の弱体化 
医師のネットワーク 
 現勤務先ネットワーク
 医局ネットワーク
 個人ネットワーク 
 病院外ネットワーク
 医師の世界は狭いですから 
医師の人脈を聞く
 人脈は狭いです
 狭くても仕方がない  
 医師の人脈は医師
 仕事もプライベートも  
人脈メンバーになった理由
 同じ空気を吸う
 「腕」が決め手
 時を超える使命の鎖 
 同期の絆は永遠に
 自分への自信
 ネットワークへの信頼 
場の効用、技への信頼 

第5章 女の人脈——女と男はメンテが違う?
女・女・女は姦しい?  
女は「気配り」ですか?  
女の人脈、男の人脈  
 女の人脈は男
 私たちにはロールモデルがない! 
 M字カーブと修羅場 
人脈メンバーになった理由、再考 
 メッセージを発しているか?
 キーパーソンは誰だ?
 性の差、歳の差 
女と男はメンテが違う 
 長時間直球勝負型の男性
 細切れ時間有効活用型の女性 
女性の人脈——はたして広いのか?  
 恐怖のインフォーマル・ネットワーク
 「影の実力者」シンドローム  
 隣の芝生は青い
 女性のネットワークは多種多様 
 男性ネットワークの同質性 
男女差は問題か?  

第6章 人脈の構造を読み解く——なぜ、どうやってできるのか?
人脈メンバーへの三ステップ  
 相手を選ぶ
 観察、評価、取捨選択
 残っていく感覚  
人間性評価軸の共通要素 
 仕事か人柄か
 好意を持てば、好意を持たれる
 最も大事なのは 
人脈メンバーへの思い 
 対等な関係
 相手への二重の自信
 自分への自信 
 「お返し」の法則
 与えるものなくば、求められず  
人脈構造マトリックス 
 シンデレラ人脈
 対等な関係  
 部下および脆弱な関係
 時の流れと象限の移動  

第7章 悩めるあなたへのアドバイス——「最強の人脈」をつくるには?
修羅場という名の舞台 
 修羅場をつくる三条件
 修羅場の持つ四要素  
 修羅場がもたらす二つの効用  
見極め力を養う 
 見極めの四要素
 自分の思考性向を知る
 対策を練る 
人脈は「お返し」で成り立っている 
ビジネスパーソンへのアドバイス 
 自分の仕事に自信を持とう
 判断軸を持とう
 自己を開示しよう 
 自分の思考性向を知ろう
 多くの人と接しよう
 時間軸を長くとろう 

第8章 マネジャーへのアドバイス——つながりやすい組織とは?
マネージャーのみなさんへ
人脈の豊富な人材を採用できるか? 
社員の人脈を豊かにするために 
 接点をつくる
 数社共催の人材教育
 期間限定の修羅場作り 
 迅速なフィードバック
 業績評価をゆるやかに 
 社員を地域へ送り込む
 情報を循環させる 
会社が人脈作りに協力的でないときは


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