芸術を創る脳 美・言語・人間性をめぐる対話
四六判 278ページ
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-13-003371-8 C1000
奥付の初版発行年月:2013年12月
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-13-003371-8 C1000
奥付の初版発行年月:2013年12月
内容紹介
芸術には人びとの心を打つ,何か根源的な力が存在する——「音楽」「将棋」「マジック」「絵画」で作品や技術が生み出される過程や,そうした創造的能力に必要な脳の条件とはどういうものか.人間の言語能力を手がかりにして,美的感覚というものを背景とした「芸術の力」の核心に迫る.各分野の第一人者と,気鋭の言語脳科学者による知的対談.
目次
はじめに——脳はどのように芸術を生み出すか
I なぜ音楽は楽しいのか(曽我大介)
対談を終えて——意外性に満ちた創造の現場
II なぜ将棋は深遠なのか(羽生善治)
対談を終えて——芸術性が分かる人間の感覚
III なぜマジックは不思議なのか(前田知洋)
対談を終えて——脳が不思議を感じるとき
IV なぜ絵画は美しいのか(千住 博)
対談を終えて——生きる活力としての芸術
おわりに——人間・言語化・対話という共通性