UPコレクション
増補新装版 ベトナムの世界史 中華世界から東南アジア世界へ
古田 元夫:著
四六判 316ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-006534-4 C1322
奥付の初版発行年月:2015年09月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-006534-4 C1322
奥付の初版発行年月:2015年09月
内容紹介
かつて自らを中華帝国の南国と位置付けていたベトナムは,フランス植民地支配やベトナム戦争を経て,冷戦構造が崩壊し,東南アジアの一員としての自覚を見出しつつある.そのナショナル・アイデンティティの展開を,世界史の流れのなかにおいて考える.ベトナムの近現代を知るための基本書.復刊に際して補章を増補した.
目次
本書のねらい
第1章 中華世界の南国
第2章 フランス植民地支配とナショナリズム
第3章 ベトナム史におけるインドシナ共産党
第4章 独立が現実となった時代と「地域国家」ベトナム
第5章 冷戦期の「普遍国家」ベトナム
第6章 「地域国家」への道
補 章 一つの世界の中のベトナム——『ベトナムの世界史』刊行後20年
最近20年間のベトナム史研究の動向
主な参考文献
索引