「情の理」論 情動の合理性をめぐる心理学的考究
遠藤 利彦：著
A5判 368ページ
価格：5,940円 (消費税：540円)
ISBN978-4-13-011140-9 C3011
奥付の初版発行年月：2013年08月
価格：5,940円 (消費税：540円)
ISBN978-4-13-011140-9 C3011
奥付の初版発行年月：2013年08月
内容紹介
その社会的，生物学的機能が注目され，急速に研究が進んでいる「情動」について，これまでの心理学的知見を紹介しながら，全体像の把握を試みる．旧来の「理性」の対極という視点を脱し，情動に潜む理知を，情動がもたらす機能性と情動を支える法則性という側面から論じ，「情」の本性に迫る．
目次
序章
第I部 情がもたらす理
第１章 情動とは何か、いかに見なされてきたか
第２章 情動の機能性について考える
第３章 表情がもたらすものとは何か
第４章 情動の発達・情動が拓く発達
第５章 情動の両刃性について考える
第６章 「情の理」を生かす——「情動的知能」再考
第II部 情を支える理
第７章 情動はいかに生み出されるか
第８章 自己と情動——その密なる関係性を探る
第９章 情動の進化論
第10章 情動の文化論
第11章 情動の究極の基体とは何か
終章