アヘンと香港 1845-1943
古泉 達矢:著
A5判 328ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-026151-7 C3022
奥付の初版発行年月:2016年02月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-026151-7 C3022
奥付の初版発行年月:2016年02月
内容紹介
麻薬類への批判が高まる国際社会で,なぜ香港ではイギリス帝国下,さらに日本軍政下にいたるまでアヘン小売販売制度が継続されたのか,アヘンとのかかわりでとらえる香港の近代像.「万能薬」ともされたアヘンが非合法化される,19世紀半ばから20世紀中葉までの時間軸でとらえるアジア・太平洋地域の国際関係史.
目次
序 章 近代香港とアヘン問題
第1部 アヘン小売販売制度の誕生
第1章 徴税請負のはじまり
第2章 排華運動の影
第2部 国際体制からの挑戦
第3章 徴税請負制度から専売制度へ
第4章 連盟外交をめぐるジレンマ
第3部 専売制度の落陽
第5章 「密輸」をめぐる対立
第6章 澳門におけるアヘン問題
第7章 終焉への道程
終 章 金の卵から疫病神へ
あとがき
史料・文献/図表一覧/注/注で用いた略語一覧/索引