中世寺院の僧団・法会・文書
A5判 448ページ
価格：9,020円 (消費税：820円)
ISBN978-4-13-026205-7(4-13-026205-X) C302
奥付の初版発行年月：2004年02月
価格：9,020円 (消費税：820円)
ISBN978-4-13-026205-7(4-13-026205-X) C302
奥付の初版発行年月：2004年02月
内容紹介
本書は，中世寺院における僧団の活動の実態を，その舞台となった建築的施設，すなわち僧房・堂蔵・仏堂などの場に即して解明した論考である．僧侶の生活空間，僧団の活動を保証する寺院文書の保管の実態，仏堂の柱や壁面に記された墨書の意味，寺院所蔵の指図史料から読みとれるものなど，寺院生活史の多面的解明を試みる．
目次
序章 中世寺院の生活史研究序説
第I部 僧団と法会
第一章 法勝寺の評価をめぐって
第二章 六勝寺の法会の性格
第三章 中世寺院の僧房と僧団
第四章 南北朝期法隆寺の僧団と法会
第五章 中世後期薬師寺の法会
第II部 文書とその保管
第一章 仏堂納置文書考
第二章 仏堂と文書
第三章 中世後期の仏堂の世俗的機能
第III部 中世寺院と指図史料
第一章 醍醐寺院家の建築的構成
第二章 上醍醐寺総画図と上醍醐の院家の遺跡
第三章 上醍醐准胝堂指図について
第四章 東寺伽藍指図について
第五章 内山永久寺伽藍図等について
第六章 如意寺伽藍の形成とその性格