戦後日本ジャーナリズムの思想
根津 朝彦:著
A5判 400ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-026249-1 C3021
奥付の初版発行年月:2019年04月 / 発売日:2019年04月上旬
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-026249-1 C3021
奥付の初版発行年月:2019年04月 / 発売日:2019年04月上旬
内容紹介
ジャーナリズムはいかにあるべきか.1945年の敗戦以降からの戦後日本ジャーナリズム史研究の領域を確立し,メディアが多様化する現代に対して,戦後の日本社会におけるジャーナリストたちが創造的な言論・報道を体現していく歴史をひもとき,ジャーナリズムの思想的財産を解き明かす.
著者プロフィール
根津 朝彦(ネヅ トモヒコ)
立命館大学産業社会学部准教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 章 戦後日本ジャーナリズム史の革新
第I部 日本近現代のジャーナリズム史の特質
第1章 「不偏不党」の形成史
第2章 1960年代という報道空間
第II部 ジャーナリズム論の到達点
第3章 ジャーナリズム論の先駆者・戸坂潤
第4章 荒瀬豊が果たした戦後のジャーナリズム論
第III部 ジャーナリストの戦後史
第5章 企業内記者を内破する原寿雄のジャーナリスト観
第6章 「戦中派」以降のジャーナリスト群像
第IV部 戦後ジャーナリズムの言論と責任
第7章 『世界』編集部と戦後知識人
第8章 清水幾太郎を通した竹内洋のメディア知識人論
第9章 8月15日付社説に見る加害責任の認識変容
終 章 日本社会のジャーナリズム文化の創出に向けて
付録 近現代を結ぶメディアのキーワード
The History of Journalism in Postwar Japan
Tomohiko NEZU