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「反テロ」世界戦争に抗して地球的平和の公共哲学

公共哲学叢書
地球的平和の公共哲学 「反テロ」世界戦争に抗して

A5判 320ページ
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-030130-5(4-13-030130-6) C303
奥付の初版発行年月:2003年04月

内容紹介

9.11以後の世界をいかに捉えるか.文明の衝突論の危険に抗し, デモクラシーの帝国アメリカを批判し,文明間対話を可能とする平和の公共哲学をいかに構築すべきか.リアルな政治認識をふまえて多様な文化の相互理解と地球的平和の実現に向けての第一線研究者による討議の記録.


目次

序 「地球的平和の公共哲学」へ向けて(山脇直司)/地球的平和問題 開催趣旨・会議最終案内(小林正弥)/反テロ戦争と地球的平和 基調講演(板垣雄三)

I イスラーム‐アメリカ問題
オサーマ・ビン・ラーデン主義は存在するか(保坂修司)/「イスラーム主義」はイスラーム的か(栗田禎子)/岐路に立つアメリカ(西崎文子)

II 文明間衝突・対話と公共哲学
文明は衝突しない イスラームへのアスペクト(鈴木規夫)/同時多発テロと中東和平 文明間の対話への道(中西久枝)/文明間対話の公共哲学に向けて イスラームの共同体理念と自由主義の諸原則(池内 恵)

III 宗教間衝突・対話と公共哲学
宗教復興勢力と個人主義 「文明の衝突」の宗教論(島薗進・中村圭志)/文明・宗教間対話とシャローム公共哲学(稲垣久和)/アラブ世界の心に公共の心を開こうとした人 シャルル・ド・フコーの生涯とその今日的公共的意義について(宮本久雄)

IV 平和への公共民運動
理念としての公共性の追求 市民運動の視点から(石田 雄)/9・11以後の情報戦とインターネット・デモクラシー(加藤哲郎)/平和の感覚・平和のワザオギ・平和の創造(鎌田東二)

V 地球的平和会議と公共哲学
地球的平和問題と平和公共哲学 平和主義再生への出発点(小林正弥)/
公共哲学宣言(山脇直司・小林正弥)


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