大正デモクラシー論 第3版 吉野作造の時代
三谷 太一郎:著
A5判 418ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-030157-2 C3031
奥付の初版発行年月:2013年08月
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-030157-2 C3031
奥付の初版発行年月:2013年08月
内容紹介
大正デモクラシーとはいかなるものであったか.本書は,吉野作造をはじめとする知識人に様々な角度から光をあて,現代日本のリベラル・デモクラシーの源流である大正デモクラシーの全体像を浮き彫りにするものである.吉野作造論二篇を追加した決定版.
目次
一 大正デモクラシーの意味
二 大学の独立と文芸の独立——『三四郎』の時代
三 大正デモクラシーとアメリカ
四 「大正デモクラシー」期の権力と知識人——『我等』の同時代権力像
五 思想家としての吉野作造
六 大正後半期の政治と吉野作造の「政論」
七 吉野作造の平和論
八 民本主義者としての大山郁夫
九 時代と長谷川如是閑
十 大正社会主義者の「政治」観——「政治の否定」から「政治的対抗」へ
十一 社会変革としての普通選挙——書評 松尾尊兊著『普通選挙制度成立史の研究』
十二 吉野作造の晩年の国内政治論——政治と道徳との一致を求めて
十三 日記に見る吉野作造の晩年の苦闘