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放火罪の理論

放火罪の理論

A5判 336ページ
価格:9,240円 (消費税:840円)
ISBN978-4-13-031178-6(4-13-031178-6) C303
奥付の初版発行年月:2004年02月

内容紹介

日々の生活を脅かす重大犯罪である放火罪.近時,建築技術の進展等による建造物の大規模化・難燃化の影響もあり,新たな解釈論の構築が求められている.本書は,豊富なデータで放火の実態を実証的に分析し,また,関連判例を徹底的に検討して,実質的・合理的な放火罪解釈論のあり方を追究する.


目次

序 章
第1章 放火の実態の統計的分析
 第1節 わが国における放火の実態
 第2節 都市部における放火の特徴
 第3節 諸外国と比較したわが国の放火の特徴
 第4節 小括
第2章 公共危険犯論の検討
 第1節 わが国における従来の公共危険犯論
 第2節 ドイツにおける公共危険犯論
 第3節 わが国の判例の分析
 第4節 公共の危険の意義
第3章 焼損概念の検討
 第1節 従来の判例および学説
 第2節 ドイツにおける放火罪
 第3節 英米における放火罪
 第4節 わが国の判例の分析
 第5節 焼損の具体的解釈
第4章 放火罪解釈の方向性
 第1節 構成要件概念と抽象的危険犯
 第2節 放火罪における公共の危険の意義と構成要件解釈
 第3節 具体的判断基準の検討
終 章


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