内容紹介
小泉政治は何を変えたのか.21世紀の内閣統治はいかにあるべきか.本書は,日本における議院内閣制の歴史と変容をイギリスとの対比の中で概観し,その問題点を明らかにする.内閣の位置づけをめぐる憲法学の議論も視野に入れ,90年代から続く制度改革が日本政治にどのような意味をもつかを分析する.
目次
序章 内閣制度を論じることの意義
I章 内閣制度とは何か
II章 日本の内閣制度はどのように展開してきたか
III章 内閣制度はどのように論じられてきたか
IV章 政治変動の中で内閣はどのように変容したか