内容紹介
古典社会学から現代社会学へいたる,長い旅路.社会学者たちはどう時代を生き,どう現実と切り結んできたのか.この創造のドラマを透徹した筆致で描き,読者を「社会学の闘技場」に誘うガイドブック.社会学史の教科書として,また社会学の概説書として好適.
目次
はじめに
1 アリアドネの糸——前史
2 創始者の悲哀——コント
3 思想の革命家——マルクスとエンゲルス
4 少数者の運命——フロイト
5 繊細な観察者——ジンメル
6 社会の伝道師——デュルケーム
7 自由の擁護者——ウェーバー
8 野外の研究者——シカゴ学派
9 冷徹な分析家——パーソンズ
10 オデュッセウスの旅——マートン、シュッツ、ガーフィンケル、ゴッフマン、ベッカー
11 シシュポスの石——ハーバーマス、ルーマン、フーコー、ブルデュー、バウマン
12 ヤヌスの顔——福沢諭吉、柳田国男、高田保馬、鈴木栄太郎、清水幾太郎
おわりに