大学出版部協会

 

ある全身性障害者の自立生活〈不自由な自由〉を暮らす

〈不自由な自由〉を暮らす ある全身性障害者の自立生活

4月6日 340ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-056111-2 C3036
奥付の初版発行年月:2017年02月

内容紹介

自立生活(介助者を得て施設や実家を出て暮らすこと)の日常の現実,当事者の心情はどのようなものなのか.
長く自立生活をおくる一人の障害者への聴きとりをとおして,日々に尽きない難問や葛藤,それに対する工夫や思いを詳細に,そして生き生きと描き出す.


目次

はじめに
第1章 介助者という他人について
 1 寄宿舎から学生寮へ
 2 介助者への遠慮
 3 介助者を察する
 4 他人だからこわい
 5 投手と捕手のように

第2章 ピアカウンセリングの経験
 1 気持ち悪いけど必要
 2 日日の生活
 3 言わない,ということ
 4 言う,ということ

第3章 障害当事者の主体性と非力
 1 介助者の無能
 2 シフトとモード
 3 介助者を「もっていく」面倒について
 4 障害者の悲しさ

第4章 自立生活の手間と厄介
 1 さしみのしょうゆ
 2 発散のゆくえ
 3 コーディネーター
 4 適当にすませることの困難

第5章 介助者を育てる
 1 介助者の本分
 2 職業としての介助
 3 自立生活,その不確か
 4 関係としての自立生活

補 論 聴きとりの背景
 1 第1章 介助者という他人について
 2 第2章 ピアカウンセリングの経験
 3 第3章 障害当事者の主体性と非力
 4 第4章 自立生活の手間と厄介
 5 第5章 介助者を育てる

A DAILY LIFE OF INCONVENIENCE FREEDOM: Independent Living of a Person with Severe Disability
Arata TOKIOKA


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。