天体建築論 レオニドフとソ連邦の紙上建築時代
本田 晃子:著
A5判 360ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-066854-5 C3052
奥付の初版発行年月:2014年03月
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-066854-5 C3052
奥付の初版発行年月:2014年03月
内容紹介
理想の共同体の建設がまだ熱い夢だった初期のソ連邦.数々のコンペにおいて,大胆に空を切り取る質量のない透明なマッス,鮮やかな色彩をもつ「未完の建築」を建て続けた異能の建築家の,建築思想とその発想の根源,後半生のスターリン時代を,従来の研究史を圧倒する密度で描き出す,気鋭の研究者の第一作.【第3回東京大学南原繁記念出版賞受賞作】
【第36回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)受賞作】
※本書の第1章の一部をこちらのPDFファイル(1.78MB)で読むことができます.ぜひご参考ください.
目次
序
第1章 重力圏からの離脱——レーニン(図書館学)研究所設計案
第2章 建築と演劇の零度——構成主義運動における労働者クラブ建築
第3章 無重力都市——社会主義都市論争とマグニトゴルスク・プロジェクト
第4章 レーニン建築プロジェクト——社会主義リアリズムの誕生
第5章 幾何学とファクトゥーラの庭園——クリミア半島南岸開発計画
第6章 二つの太陽の都
終 章 紙上建築の時代の終焉