オーストラリア文学にみる日本人像
加藤 めぐみ:著
A5判 268ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-086047-5 C3098
奥付の初版発行年月:2013年12月
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-086047-5 C3098
奥付の初版発行年月:2013年12月
内容紹介
白豪主義,戦争経験,多文化主義を経て,オーストラリアが「国家」「社会」「国民」を定義していくなかで,日本と日本人がいかに捉えられてきたかを探る.異国の「ムスメ」から顔の見えない強大な敵,そして「指導者」へと移り変わる日本人のイメージを,多数の文学作品をもとに描出する.
目次
序 章 オーストラリア社会における「他者」としての日本人
第一部 初期の日豪関係と日本人像:一八八〇年代から太平洋戦争まで
第一章 オーストラリアからの訪問者と日本人描写
第二章 第二次世界大戦期までのフィクション:オーストラリア国内の日本人と仮想敵日本人
第二部 太平洋戦争による日本との遭遇
第三章 戦闘記、及び戦争捕虜体験回想記
第四章 カウラ捕虜決起事件及び英連邦進駐軍による日本人像
第三部 戦後から二一世紀へ
第五章 多文化社会の幕開けから一九九〇年まで
第六章 日豪関係におちる戦争の影
第七章 一九九〇年代から二一世紀へ
終 章 ステレオタイプの向こうにあるもの
あとがき
主要年表
参考文献
図版一覧