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教育内容と方法大学の学び

リーディングス 日本の高等教育2
大学の学び 教育内容と方法

A5判 376ページ 上製
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-472-40411-5 C3337
奥付の初版発行年月:2011年01月

内容紹介

大綱化以降、教養教育と専門教育はどう捉えられているのか。大学全入時代を迎え、大学教育の質保証や学生の学習成果が問われる今、リメディアル教育、初年次教育などの新しい教育プログラムを検証し、学士課程教育改革の課題を考察する。単位制、シラバス、成績評価や、カリキュラム開発、教授法、授業分析についても論及。


目次

「リーディングス 日本の高等教育」刊行にあたって(橋本 鉱市・阿曽沼 明裕)
凡 例
総 説 学びへの働きかけを考える(杉谷 祐美子)
第1部 一般教育から教養教育へ 
解 説 混迷する教養教育と高校教育との接続関係(杉谷 祐美子)
1 戦後大学と教養教育の模索(寺﨑 昌男)
2 学士課程教育改革の事例
-学生の自己実現・一般教育を重視する観点から(関 正夫)
3 教養教育と一般教育の矛盾と乖離-大綱化以降の学士課程カリキュラム
の改革(吉田 文)
4 専門基礎教育の質保証(小笠原 正明)
5 大学におけるリメディアル教育(荒井 克弘・羽田 貴史)
6 日本の学士課程教育における初年次教育の位置づけと効果
-初年次教育・導入教育・リメディアル教育・キャリア教育(濱名 篤)
第2部 学士課程教育の構築 
解 説 「学部教育」か「学士課程教育」か(杉谷 祐美子)
1 専門教育を問う(天野 郁夫)
2 設置基準『大綱化』以降の大学教育改革-学部教育から学士課程教育へ(舘 昭)
3 大学教育(学士課程)の総合的な再検討(扇谷 尚)
4 学士課程教育の構築に向けて-その論点と課題(川嶋 太津夫)
5 「学士力」か「教育力」か(金子 元久)
6 「学士課程教育」はどのような課題を提起しているのか - 現状から課題へ(山田 礼子)
第3部 大学教育の大道具と小道具 
解 説 教育・学習活動を支える仕組みと機能(杉谷 祐美子)
1 大学教育とカリキュラム-カレッジ・レベルを中心として(井門 富二夫)
2 単位制度とカリキュラム編成(清水 一彦)
3 シラバスと大学の授業、授業評価(苅谷 剛彦)
4 厳格な成績評価?-教養部解体・GP分布・公正(藤村 正司)
第4部 変わる大学の授業 
解 説 進む実践と研究の統合(杉谷 祐美子)
1 学問領域と授業(山崎 博敏・安東 由則)
2 大学授業を問う-SLGEモデルの提案(島田 博司)
3 学生を能動的学習者へと導く講義型授業の開発
-学生の内面世界のダイナミックスをふまえた教授的視点(溝上 慎一)
4 LTD話し合い学習法と不確定志向性(安永 悟)
第5部 大学における教育と学習  
解 説 能動的な学びをめざして(杉谷 祐美子)
1 大学における教育機能(喜多村 和之)
2 大学の学校化-大学教育改革の行方と教育理論(田中 毎実)
3 大学教育の実質化のためのFD活動(絹川 正吉)
4 「主体的な学び」の原点-学習論の視座から(松下 佳代)
5 大学教育評価における評価情報の信頼性と妥当性の検討(大塚 雄作)


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