大学出版部協会

 

デリダの日本講演他者の言語 〈新装版〉

叢書・ウニベルシタス281
他者の言語 〈新装版〉 デリダの日本講演

四六判 404ページ 上製
価格:5,170円 (消費税:470円)
ISBN978-4-588-09938-0 C1310
奥付の初版発行年月:2011年04月 / 発売日:2011年04月下旬

内容紹介

エクリチュールとパロールの哲学者デリダの日本講演集。表題の対談「他者の言語」、言語の構築と脱構築を論じた「バベルの塔」、ハイデガーについての「時間を──与える」のほか、「大学の瞳」「哲学を教えること」「私の立場」の6篇を収める。

著者プロフィール

J.デリダ(デリダ ジャック)

1930-2004年。アルジェリア生まれのユダヤ系哲学者。パリのエコール・ノルマル・シュペリウールで哲学を専攻。同校の哲学教授を経て、社会科学高等研究院教授をつとめる。ロゴス中心主義の脱構築を提唱し、構造主義以降の人文社会科学の広範な領域──文学・芸術理論、言語論、政治・法哲学、歴史学、建築論ほか──に多大な影響をもたらした。1983年にフランス政府派遣の文化使節として来日、その時の記録が本書『他者の言語──デリダの日本講演』として刊行された。『エクリチュールと差異・上下』、『絵画における真理・上下』、『法の力』、『ユリシーズ グラモフォン』、『有限責任会社』、『哲学の余白・上下』、『シニェポンジュ』、『アーカイヴの病』(以上、法政大学出版局)、『声と現象』(理想社)、『グラマトロジーについて・上下』(現代思潮新社)、『ポジシオン』(青土社)、『他の岬』(みすず書房)、『アポリア』(人文書院)など多くが邦訳されている。

高橋 允昭(タカハシ ノブアキ)

1931年生まれ。早稲田大学大学院哲学専攻修士課程修了。現代フランス思想専攻。早稲田大学文学部教授。2000年3月死去。主な著訳書:『デリダの思想圏』(世界書院)。デリダ『声と現象』(理想社)、同『ポジシオン』(青土社)、同『絵画における真理・上』『哲学の余白・上』(ともに共訳、法政大学出版局)、リオタール『現象学』(白水社)、ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

バベルの塔
時間を―― 与える
大学の瞳=被後見人――「根拠律」と大学の理念
哲学を教えること―― 教師、芸術家、国家―― カントとシェリングから
私の立場―― デリダは答える
他者の言語

訳註
あとがき


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。