大学出版部協会

 

柳

ものと人間の文化史162

四六判 328ページ 上製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-588-21621-3 C0320
奥付の初版発行年月:2013年05月 / 発売日:2013年05月下旬

内容紹介

「花は紅、柳は緑」と謳われて春の風景に柔らかな風情を添える柳は、「稲は柳に生ず」と豊作の目安になるほど生活に密着した樹木でもあった。古代からの日本人とのかかわりを文献をもとに探るとともに、その材質を生かした容器や調度品として、治山治水対策として、火薬や薬品の原料として、さらには街路や河川の風景の演出として、さまざまに活用され、親しまれてきた歴史を辿る。

著者プロフィール

有岡 利幸(アリオカ トシユキ)

1937年、岡山県生まれ。1956~93年大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事。1993~2003年近畿大学総務部勤務。2003年以降、(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第一章 万葉時代の柳

第二章 平安時代の柳

第三章 鎌倉・室町時代の柳

第四章 伝承される柳の話と歌

第五章 稲は柳に生ず

第六章 柳から生まれるもの

第七章 近世の江戸と京の柳

第八章 近現代の柳


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。