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栗

ものと人間の文化史166

四六判 274ページ 上製
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-588-21661-9 C0320
奥付の初版発行年月:2014年05月 / 発売日:2014年05月下旬

内容紹介

縄文時代に栽培が始まり、縄文人の主食でもあった栗。日本人の暮らしで食材としてはもとより、建築や木工の材、鉄道の枕木など多様に利用されてきた。病害虫の大量発生で壊滅的な被害を受けた昭和初期以来、品種改良に取り組んだ技術者たちの苦闘の足跡や、収穫作業と貯蔵技術の実際を資料と聞き書きによってたどり、わが国における栽培と利用の歴史を概観する。

著者プロフィール

今井 敬潤(イマイ キョウジュン)

1949年、岐阜県に生まれる。京都府立大学農学部卒業。大阪府立大学農学部大学院修士課程修了。大阪府立農芸高等学校、同園芸高等学校教諭を経て、現在、大阪府立大学大学院客員研究員、岐阜女子大学非常勤講師。果樹園芸学専攻。学術博士。日本民俗学会、園芸学会、近畿民俗学会、日本民具学会の各会員。
著書:『柿渋』(法政大学出版局)、『柿の民俗誌』(初版:現代創造社、第二版:初芝文庫)、『くだもの・やさいの文化誌』(文理閣)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第一章 近世以前の暮らしと栗

第二章 近世の暮らしと栗

第三章 近代の暮らしと栗

第四章 昭和・戦前期の暮らしと栗

第五章 現代の栗栽培技術と利用・加工

第六章 栗の収穫と貯蔵

関連書

今井敬潤著『柿渋(かきしぶ)』
前田和美著『落花生』
菅洋著『有用植物』
赤羽正春著『採集』
有岡利幸著『梅 I・II 』


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