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奏でられる楽団史シュターツカペレ・ドレスデン

シュターツカペレ・ドレスデン 奏でられる楽団史

A5判 316ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-7664-1616-9 C73
奥付の初版発行年月:2009年04月

内容紹介

いぶし銀の響き——その音色の原泉をたどる
▼460年の歴史を誇るザクセンのオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン歌劇場管弦楽団)、そのドラマトゥルクだった著者が、劇場所有の豊富な資料と実際の演奏活動ををもとに、16世紀から21世紀までの壮大な楽団史を楽曲形式でまとめあげる。ケンペ、スウィトナー、ザンデルリンク、シノーポリ…ヨーロッパ音楽界のそうそうたる面々が続々登場。クラシックファン待望の一冊。
▼訳者による膨大な人名索引とディスコグラフィーを補完。


【著者】
エーバーハルト・シュタインドルフ
1938年、ツヴィカウ生まれ。ドレスデンで教会音楽、ライプツィヒで音楽学を専攻。ルターの生地アイスレーベンおよびケムニッツの劇場所属のドラマトゥルクとなる。1969年よりシュターツカペレ・ドレスデンのコンサート担当客員ドラマトゥルクとなり、1971年から2004年まで、ドレスデン国立時歌劇場・ザクセン州立歌劇場でシュターツカペレ・ドレスデンのコンサート・マネージャーを務める。首席指揮者ジュゼッペ・シノーポリとベルナルト・ハイティンクを補佐。シュターツカペレ・ドレスデンに関する編著書が多数ある。新聞・雑誌記事、コンサート・プログラム、CD解説書も執筆。勇退後の現在は、ヘンスラー社のCDレーベル「プロフィール(Profil)」のエディツィオーン・シュターツカペレ・ドレスデン(Edition Staatskapelle Dresden)の企画編集に携わるかたわら、19世紀における「ドレスデン王立楽団の演奏会活動」に関する研究を続ける。

【訳者】
識名章喜(しきな あきよし)
1956年東京生まれ。慶應義塾大学商学部教授。1984年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(ドイツ文学)。慶應義塾大学商学部助手、助教授を経て、2000年より現職。主要著書・訳書に、『ユートピアの期限』(共著、第8章担当、慶應義塾大学出版会、2002年)、『ドイツ語入門I・II』(共著、放送大学教育振興会、2006年)、R.ザフランスキー『E.T.A.ホフマン』(法政大学出版局、1994年)、N.ボルツ『グーテンベルク銀河系の終焉』(共訳、法政大学出版局、1999年)、J.ヘルマント『理想郷としての第三帝国』(柏書房、2002年)などがある。

目次

オーケストラが鳴る前に
はじめに 
『最初の調べ』
カペレとその楽長(カペルマイスター)たち 

間奏をはさんだ主題と変奏

第一変奏


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