近代中国における音楽教育思想の成立 留日知識人と日本の唱歌
B7 398ページ 上製
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-7664-1721-0 C3037
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年03月上旬
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-7664-1721-0 C3037
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年03月上旬
内容紹介
海を渡った学校唱歌——。
▼明治期日本で成立した学校唱歌は、中国において音楽教育思想の近代化の礎となった。しかし国家の近代化に動乱する中国において、なぜ、知識人たちがあえて日本の唱歌を導入し、それを学校教育に組み込もうとしたのか。本書は、入手し難い清末の資料を可能な限り集め、中国知識人による日中の教育思想交流の実態を綿密に分析し解明した、著者渾身の一冊である。
高
目次
序
はじめに
序章 研究の主題と方法
第一章 中国における近代学校音楽教育論の前史として
第二章 明治日本の学校音楽教育
第三章 留日学生雑誌に見る音楽教育思想
第四章 沈心工の唱歌集に見る留日学生の音楽教育実践
第五章 美育論による学校音楽教育の位置づけ
終章 留日知識人の学校音楽教育論の系譜及び歴史的意義
史料、及び引用・参考文献
初出一覧
あとがき
索引