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徳富蘇峰とアメリカ

拓殖大学研究叢書(社会科学)36
徳富蘇峰とアメリカ

A5判 784ページ 上製
価格:8,800円 (消費税:800円)
ISBN978-4-7664-1806-4 C3021
奥付の初版発行年月:2011年03月 / 発売日:2011年03月中旬

内容紹介

戦前最大の言論人の対米観を、詳細に追う。
▼ 徳富蘇峰(1863〜1957)は明治・大正・昭和の三代を通じて活躍したジャーナリスト、歴史家である。ベストセラーを含む300冊以上の著書を残し、新聞・雑誌で旺盛な言論活動を行った彼は、各界リーダーに比類のない影響力をもち、世論の形成に大きな役割を果たしたことで知られる。
▼本書は明治初めの少年期から昭和戦後に94歳で亡くなるまで、蘇峰のアメリカ観がどのように育まれ、展開されていったのか、多数の資料を駆使して明らかにしたものである。近代日本を代表する言論人・蘇峰は、大国アメリカといかに向き合ったのか。現代にも通じる日本人の対米心理を考える上で、本書は貴重な示唆をもたらすであろう。


目次

はしがき

前編 日露戦争前
 第一章 少年期の「アメリカ」受容
 第二章 青年期のアメリカへの憧憬と抵抗
 第三章 明治二十年代の大日本膨脹論とアメリカ
 第四章 アメリカ旅行
 第五章 明治三十年代のアメリカとの同盟論
後編 日露戦争後
 第一章 第一次世界大戦期のアメリカからの脅威感
 第二章 ワシントン会議後のアメリカへの怒りと敬愛
 第三章 日中戦争前の日米親交論
 第四章 日米戦争
 第五章 敗戦後の日米同盟論の復活
補編
 第一章 アメリカ人との交流(Ⅰ)
 第二章 アメリカ人との交流(Ⅱ)
 第三章 蘇峰における連続性と非連続性

徳富蘇峰関連文献一覧
 
あとがき
 
索引
目次
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