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金融システムの現在

慶應義塾大学経済学部 現代金融論講座
金融システムの現在

四六判 196ページ 並製
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-7664-2007-4 C3033
奥付の初版発行年月:2013年02月 / 発売日:2013年02月下旬

内容紹介

金融制度、金融商品の仕組みを分かりやすく解説。

▼慶應義塾大学経済学部にて2011年に開催された講義「金融投資サービス論」(全26講義)の中から、選り抜きの6講義を編集し書籍化。
▼金融庁総務企画局長・森本学氏を始めとする、国の金融政策担当者および金融機関の実務家によって、日本の金融行政、金融業界(証券業、金融取引所)の制度、金融商品の仕組み等が具体的に語られる。近年の金融市場の動きを理解する格好の最適書。


【編者】
吉野 直行(よしの なおゆき)
慶應義塾大学経済学部教授

藤田 康範(ふじた やすのり)
慶應義塾大学経済学部教授

【著者】(掲載順。役職は講座開講時のものです。変更のある場合には、現在の役職も記してあります。)
森本 学(もりもと まなぶ)
金融庁総務企画局長   
三村 淳(みむら あつし)
金融庁総務企画局総務課国際室長/現在、金融庁監督局証券課長
大久保 良夫(おおくぼ よしお)
日本証券業協会副会長・専務理事
上野 宏(うえの ひろし)
一般社団法人信託協会専務理事
伊藤 渡(いとう わたる)
株式会社東京金融取引所常務取締役
山下 伸一(やました しんいち)
株式会社東京金融取引所市場部長

目次

まえがき

第一章 金融庁と金融行政  森本 学
 一 金融庁の業務と組織
 二 金融行政の最近の課題

第二章 国際的な金融規制改革に関する最近の動向  三村 淳
 はじめに
 一 世界的な金融危機の原因
 二 世界的な金融危機後の対策
 三 金融危機後の新たな国際交渉の枠組み
 四 金融規制改革における日本の立場

第三章 証券市場の課題と自主規制機関の役割  大久保良夫
 一 証券市場の現在までの流れと社会的役割
 二 証券市場の機能と今後の課題

第四章 信託の機能と信託業務  上野 宏
 はじめに
 一 「信託」が意味するもの
 二 世界と日本における信託制度確立の歴史
 三 新法に基づく信託の機能と現状

第五章 金融デリバティブ取引と金融危機への影響  伊藤 渡
 はじめに
 一 金融におけるリスク
 二 市場リスクと金融デリバティブ取引
 三 取引所取引の特徴
 四 金融デリバティブ取引の利用目的、取引例
 五 金融危機における金融デリバティブ取引
    ――サブプライム問題と金融危機の拡大
 六 金融デリバティブ取引の課題と対策

第六章 株価指数取引の現状とその意義  山下伸一
 一 株価指数の種類
 二 日経平均とTOPIX
 三 株価指数先物取引
 四 株式ポートフォリオ
 五 株式ポートフォリオの運用

二〇一一年度「東京金融取引所寄付講座 金融投資サービス論」講義一覧
編者紹介
著者紹介


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