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家族とライフサイクルの影響働き方と幸福感のダイナミズム

パネルデータによる政策評価分析
働き方と幸福感のダイナミズム 家族とライフサイクルの影響

B5変 248ページ 並製
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-7664-2047-0 C3333
奥付の初版発行年月:2013年07月 / 発売日:2013年07月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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内容紹介

「日本家計パネル調査」に基づく政策効果分析第4弾

▼「日本家計パネル調査」(JHPS:Japan Household Panel Survey)に基づいて政策効果を分析するシリーズ第4弾。
▼JHPSでは日本全国約4,000人を対象に、同一個人を追跡的に調査している。「日本子どもパネル調査」も加わり、教育に関する分析も詳細に行えるようになった。第Ⅱ部「教育」では、家庭背景と子どもの学力の関係、第Ⅲ部では子育てや介護に関する問題について、第Ⅳ部では、東日本大震災が人びとの幸福感に与えた影響など、多様な問題の分析を行っている。現代の日本が抱える、タイムリーな内容が盛り込まれた1冊。

著者プロフィール

樋口 美雄(ヒグチ ヨシオ)

慶應義塾大学商学部教授

赤林 英夫(アカバヤシ ヒデオ)

慶應義塾大学経済学部教授

大野 由香子(オオノ ユカコ)

慶應義塾大学商学部准教授

上記内容は本書刊行時のものです。

【編者】
樋口 美雄(ひぐち よしお)はしがき執筆/慶應義塾大学商学部教授
赤林 英夫(あかばやし ひでお)はしがき・1・3章執筆/慶應義塾大学経済学部教授
大野 由香子(おおの ゆかこ)はしがき執筆/慶應義塾大学商学部准教授
慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センター

【執筆者】(執筆順)
敷島 千鶴(しきしま ちづる)1・2・3章執筆/慶應義塾先導研究センター特任講師
野崎 華世(のざき かよ)1・5章執筆/慶應義塾先導研究センター(パネルデータ設計・解析センター)研究員
山下 絢(やました じゅん)3章執筆/日本女子大学人間社会学部講師
窪田 康平(くぼた こうへい)4章執筆/山形大学地域教育文化学部講師
大垣 昌夫(おおがき まさお)4・8章執筆/慶應義塾大学経済学部教授
深堀 遼太郎(ふかほり りょうたろう)6章執筆/慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程・日本学術振興会特別研究員
大津 唯(おおつ ゆい)7章執筆/慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程・慶應義塾大学経済学部奨励研究員
石野 卓也(いしの たくや)8章執筆/慶應義塾大学経済学部助教
亀坂 安紀子(かめさか あきこ)8章執筆/青山学院大学経営学部教授
村井 俊哉(むらい としや)8章執筆/京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)教授

※所属・肩書きは、執筆時(2013年3月31日現在)のもの

目次

はしがき
 樋口美雄・赤林英夫・大野由香子

第Ⅰ部 JHPSの標本特性

 第1章 JHPS2012調査の概況
     赤林英夫・敷島千鶴・野崎華世
  第1節 はじめに
  第2節 JHPS2012調査の概要と回答状況
  第3節 JHPS2012調査の結果の概要
   1 家族内援助
   2 幸福感
   3 推論
  第4節 おわりに

 第2章 JCPS2012調査の概況
     敷島千鶴
  第1節 はじめに
  第2節 JCPS2012調査の概要と回答状況
  第3節 JCPS2012調査の結果の概要
   1 認知能力――学力テスト
   2 非認知能力
   3 勉強時間
   4 教育環境
   5 体格
  第4節 おわりに

第Ⅱ部 教育

 第3章 就学前教育・保育形態と学力・非認知能力
     ――JCPS2010‐2012に基づく分析
     赤林英夫・敷島千鶴・山下絢
  第1節 はじめに
  第2節 使用データ
  第3節 推計結果
  第4節 まとめ

 第4章 勤勉さの文化伝達
     ――親のしつけと世界観
     窪田康平・大垣昌夫
  第1節 はじめに
  第2節 推定モデルと推定方法
  第3節 データ
  第4節 推定結果
   1 親のしつけと親の世界観
   2 親の厳しいしつけが子どもの学習時間に与える影響
   3 最小二乗法による推定結果
  第5節 結論

第Ⅲ部 育児・介護

 第5章 乳幼児期における母親の就業が子どもの成長に与える影響
     野崎華世
  第1節 分析目的
  第2節 データと分析方法
   1 データ
   2 分析方法
  第3節 分析結果
  第4節 まとめ

 第6章 育児・介護休業法の改正効果
     ――短時間勤務制度義務化と既婚女性の離職・仕事満足度
     深堀遼太郎
  第1節 はじめに
  第2節 育児・介護休業法について
   1 制度の変遷(2009年改正以前)
   2 2009年改正について
   3 短時間勤務制度の意義
  第3節 先行研究
  第4節 推定
   1 利用するデータ
   2 推定のストラテジーと推定モデル
   3 推定結果
  第5節 結びに代えて

 第7章 在宅介護が離職に与える影響
     大津唯
  第1節 はじめに
  第2節 先行研究と本章の位置づけ
  第3節 データと分析枠組み
   1 データの概要
   2 分析対象サンプル
   3 分析の枠組み
  第4節 分析結果
  第5節 おわりに

第Ⅳ部 東日本大震災の影響

 第8章 東日本大震災が生活満足度と幸福感に与えた影響
     石野卓也・大垣昌夫・亀坂安紀子・村井俊哉
  第1節 はじめに
  第2節 関連文献
  第3節 データ
  第4節 分析と結果
  第5節 考察とモデル
  第6節 おわりに

付録1 調査票
付録2 調査票(日本子どもパネル調査)
索 引


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