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小熊英二論文集アウトテイクス

アウトテイクス 小熊英二論文集

四六判 376ページ 上製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-7664-2239-9 C1030
奥付の初版発行年月:2015年06月 / 発売日:2015年06月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

岡倉天心、新渡戸稲造、
矢内原忠雄、柳田国男、
丸山眞男、大江健三郎、小田実 ――。
日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、
近代日本社会の集合的な意識の
ありようを浮き彫りにする。

▼小熊史学のエッセンス

著者プロフィール

小熊 英二(オグマ エイジ)

1962年生まれ。東京大学農学部卒業、出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。著書に、『単一民族神話の起源』、『〈日本人〉の境界』、『〈民主〉と〈愛国〉』、『1968』(以上、新曜社)、『増補改訂 日本という国』(イースト・プレス)、『社会を変えるには』(講談社現代新書)、『原発を止める人々』(文藝春秋)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 序 文

虚妄の「アジア」 ―― 岡倉天心における「アジア」像の変遷

「植民政策学」と開発援助 ―― 新渡戸稲造と矢内原忠雄の思想

崩壊する日本語 ―― 台湾統治初期における日本語教育論議

金関丈夫と『民俗台湾』 ―― 民俗調査と優生政策

柳田国男と「一国民俗学」

近代日本のフィールドワーク私見

「日本型」近代国家における公共性

丸山眞男の神話と実像

清水幾太郎 ―― ある戦後知識人の軌跡

「戦後民主主義」とナショナリズム ―― 初期の大江健三郎を事例として

「作家」としての小田と「運動家」としての小田――小田実『「難死」の思想』解題

孤独なアナルコ・リバタリアンの思想 ―― 中村とうようの無政府自由主義


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