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日韓の刑事司法上の重要課題

日本比較法研究所研究叢書100
日韓の刑事司法上の重要課題

A5判 上製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-8057-0599-5 C3332
奥付の初版発行年月:2015年03月 / 発売日:2015年03月下旬

内容紹介

日本と韓国の刑事司法制度は、現在、国民の司法参加(裁判員制度、国民参与裁判)、取調べの可視化、検察の不祥事問題など、共通の課題を抱えている。この課題について、日韓両国における近時の法改正の動向も踏まえつつ、理論と実務の両面から検討を加えた論考を収録。刑事法の研究者、刑事手続に携わる裁判官、検察官、弁護士、警察官等の実務家、法律を専門的に学んでいる法科大学院生、法学部生等を対象にしているが、裁判員制度、取調べの適正化、検察改革、韓国の刑事裁判制度等の問題に関心を持つ一般の人々にも手に取ってほしい一冊である。

著者プロフィール

椎橋 隆幸(シイバシ タカユキ)

中央大学法科大学院教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

記念講演 
新時代の刑事司法の在り方について
―法制審議会特別部会の答申案を中心として―
第1セッション 取調べの規律
―取調べの録音・録画制度を中心に―
捜査過程における映像録画制度に関して
日本における取調べの録音・録画制度導入を巡る議論について
取調べに対する規律―映像録画を中心として―
取調べの録音・録画制度の導入に際して検討すべき課題
第2セッション 裁判員制度と国民参与裁判制度の状況と今後の課題
国民参与裁判制度の施行状況と今後の課題 
韓日の刑事裁判への国民参加制度の状況と今後の課題
国民参与裁判の今後の課題
裁判員裁判の実施状況と今後の課題について
第3セッション 検察の在り方について
―将来の展望―
検事の客観義務と検察改革の望ましい方向
検察の役割と望ましい姿
検察の望ましい姿―将来の展望―
司法制度改革と検察官―法の支配の観点から―


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