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アイソトープからX線・放射光まで放射線安全取扱の基礎 [第三版]

放射線安全取扱の基礎 [第三版] アイソトープからX線・放射光まで

B5判 200ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-8158-0552-4(4-8158-0552-0) C3042
奥付の初版発行年月:2006年12月

内容紹介

人体への影響や放射線計測手法、諸法令や緊急時の対応など、放射線を扱う上で必要 不可欠な知識を、図・写真を多用して幅広く解説した本書は、放射線を扱うすべての 学生や、資格取得を目指す人に最適のテキストである。2005年改正の障害防止法 に全面対応。


目次

1 放射線の人体に与える影響

   1. 人体影響
     1 人間に対する放射線影響の分類/2 確定的影響/3 確率的影響/
     4 放射線による胎児への影響
   2. 放射線の生体への作用機構
     1 放射線と物質の相互作用/2 放射線化学反応/3 生体内での放射線
     化学反応/4 放射線効果とその修飾
   3. 放射線の生体に対する影響
     1 細胞に対する放射線影響/2 組織、器官、個体に対する放射線影響/
     3 突然変異と遺伝的影響/4 放射線障害の修復、回復/5 放射線アポ
     トーシス

2 安全取扱の基礎

   1. 放射線の基礎
     1 放射線と放射能/2 原子核の基本的性質/3 放射性同位元素の壊変
     /4 放射性同位元素の壊変則/5 放射性同位元素の製造
   2. 放射線測定
     1 放射線測定器/2 個人被曝線量測定用機器/3 作業環境の測定
   3. 放射線防護
     1 放射線防護の基本的考え方/2 実効線量および補助限度/3 線量限
     度
   4. 環境放射線
     1 自然放射線源による被曝/2 人間活動によって高められた自然放射線
     被曝/3 人工放射線源による被曝/4 被曝線量の世界平均と日本の平均

3 放射性同位元素および放射線発生装置の安全取扱

   1. 放射性同位元素および放射線発生装置を扱うにあたって
     1 安全取扱の原則/2 使用資格/3 被曝管理と防護/4 管理区域入退
     方法
   2. 放射性同位元素の安全取扱
     1 非密封線源の安全取扱/2 密封線源/3 表示付認証機器
   3. 放射線発生装置の安全取扱
     1 加速器の安全利用/2 放射光の安全利用
   4. X線発生装置の安全取扱
     1 X線装置の安全取扱/2 X線発生装置の概略/3 X線の吸収と遮蔽/4
     X線の利用
   5. 緊急時の対応
     1 緊急時とは/2 緊急時対応の原則/3 業務従事者の対応/4 責任体
     制

4 法 令

   1. 法令制定にいたる歴史的社会的背景
   2. 放射線障害の防止に関する諸法令
   3. 障害防止法
     1 障害防止法の構成/2 用語/3 管理体制/4 人の安全管理/5 放射
     線施設/6 線源管理の基準
   4. 電離放射線障害防止規則
     1 電離放射線障害防止規則の構成/2 用語/3 安全管理体制/4 人の
     安全管理/5 X線装置およびX線作業の安全対策/6 作業環境の測定/7
     手続

5 放射線障害予防規定

   1. 放射線障害予防規定とは
   2. 安全管理体制
     1 放射線安全管理組織/2 放射線業務従事者のライセンス分類
   3. 放射線業務従事者の登録と管理
     1 健康診断/2 教育訓練/3 放射線業務従事者の登録/4 被
     曝管理/5 入退管理
   4. 線源の管理
     1 線源の入手/2 核種と使用量/3 放射性廃棄物
   5. 点検と報告
     1 施設の点検/2 放射線管理状況報告書

付 録
   1. 壊変図式
   2. 放射性壊変系列
   3. 放射線の利用例
     1 医学的利用/2 農学的利用/3 分子生物学における放射線
     の利用/4 工学的利用
   4. 廃棄物の分類図


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