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国境と世代をこえて「ひきこもり」と「ごみ屋敷」

「ひきこもり」と「ごみ屋敷」 国境と世代をこえて

四六判 284ページ 上製
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-8158-1113-6 C3036
奥付の初版発行年月:2023年02月 / 発売日:2023年02月上旬

内容紹介

日本だけではない。
若者だけではない。
共通性と違いから初めて見える処方箋。
国内外での臨床経験と、精神医学の知見を踏まえつつ、当事者と向きあい、社会に問いかける洞察の書。

著者プロフィール

古橋 忠晃(フルハシ タダアキ)

1973年生まれ
1999年 名古屋市立大学医学部卒業
2011年 名古屋大学より博士(医学)取得
現 在 名古屋大学総合保健体育科学センター准教授

著訳書:
『「ひきこもり」に何を見るか』(共編、青土社、2014年)
ジャック・ラカン『不安』上・下(ジャック=アラン・ミレール編、共訳、岩波書店、2017年)
スラヴォイ・ジジェク『もっとも崇高なヒステリー者―ラカンと読むヘーゲル―』(共訳、みすず書房、2016年)他

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 章 「ひきこもり」とは、「ごみ屋敷」とは何か

  I ひきこもり――総論

第1章 精神医学におけるひきこもり

第2章 ひきこもりの精神病理

第3章 社会を見るひきこもり
    ――ひきこもりにとって「画面」とは何か

第4章 ひきこもりは病気なのか

  II ひきこもり――各論

第5章 ひきこもりはヨーロッパでどう見られているか

第6章 フランスのひきこもりの精神病理

第7章 日本のひきこもりに対して何ができるか

第8章 海外のひきこもりに対して何ができるか

  III ごみ屋敷

第9章 ごみ屋敷はひきこもりの高齢者版か

第10章 海外のごみ屋敷とその精神病理
    ――ディオゲネス症候群、溜め込み障害、ノア症候群

第11章 ごみ屋敷の臨床経験

第12章 日本と海外のごみ屋敷に対して何ができるか

終 章 個人の病理か、社会の病理か

  あとがき
  参考文献
  索引


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