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安楽死か尊厳死か

安楽死か尊厳死か

四六判 324ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-3231-9(4-8329-3231-4) C3014
奥付の初版発行年月:1996年10月 / 発売日:1996年10月下旬

内容紹介

「尊厳死」を終末期医療のあり方の改革という観点から,そして何よりも個人の生き方の問題としてとらえ直し,臨床医学,文学,法律,哲学,生命倫理などの立場から総合的に考える.高齢化社会における人間の生き方・死に方についての広範な人々の感動的経験談・意見を多数収録.

著者プロフィール

坂井 昭宏(サカイ アキヒロ)

北海道大学文学部教授・倫理学

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 (坂井昭宏)

第 Ⅰ部
第 1章  ターミナル・ケアの現在 (近藤文衞)
第 2章  死の自己決定と積極的安楽死 (旗手俊彦)
第 3章  死を看取る医療 (清水哲郎)
第 2部  尊厳死はどこまで許されるか (澤田愛子)
第 4章  大学病院とターミナル・ケア (形浦昭克)
第 5章  守秘義務と医師のモラル (寺沢浩一)
第 6章  「医師−患者関係」再考 (吉谷啓次)
第 7章  文学者の生死観 (神谷忠孝)

第 Ⅱ部
いのちと死についての断想 (村田忠良)
ささやかな希いの実現に向けて (石垣靖子)
いのちをいとおしむ (打本顕真)
神がともにいてくださる死 (久野 牧)
ドストエフスキーの死生観 (中村健之助)
死の問題について (宮野千津子)
父の死に思う (佐藤悦三)
患者さんの死から (垂水由弥)
尊厳な生と死 (高野 忠)
死をみつめ死を生きる (梅庭昭寛)
生きざまと死にざまと (池野かえる)
文化現象としての尊厳死 (尾形啓次)
私の生き方死に方 (三上八郎)
北大医学部「医の倫理委員会」の初期の歩みから (広重 力)

結 び (坂井昭宏)



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