新しい教育相談論
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-86463-047-4 C3037
奥付の初版発行年月:2016年04月 / 発売日:2016年03月中旬
「学校が嫌い」「トイレにお化けが出る」
心理学と教育実践を踏まえ、トラブルに対応
教職を学ぶ学生にも、現場教員の研修にも!
教育相談とそれをめぐる政策動向を概観。
その上で教育心理学・発達理論の基本、友人関係や社会性の発達、
発達障害の理解と支援、カウンセリング、心理療法など実践基盤となる
各論を学ぶ。
さらにいじめ・不登校の実態と対策、非行少年の実態と処遇といった
教育相談が扱う諸問の実態を明らかにし、各問題に即した対応の仕方を具体的に提示。
道徳教育と教育相談の関係性を解き、繊細な問題である
多文化教育・宗教をめぐる教育相談の解説までを含む。
高橋 陽一(タカハシ ヨウイチ)
一九六三年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。武蔵野美術大学造形学部教授。日本教育史(国学・宗教教育)を専攻。著書に『教育通義』『美術と福祉とワークショップ』『造形ワークショップを支える ファシリテータのちから』『新版 道徳教育講義』、監修に『ワークショップ実践研究』、共編著に『造形ワークショップ入門』『新しい生活指導と進路指導』『造形ワークショップの広がり』『新しい教師論』『教育相談論』(いずれも武蔵野美術大学出版局)、共著に寺﨑昌男/編集委員会編『近代日本における知の配分と国民統合』(第一法規出版、一九九三年)、東京大学史史料室編『東京大学の学徒動員・学徒出陣』(東京大学出版会、一九九八年)、駒込武/奈須恵子/川村肇編『戦時下学問の統制と動員 日本諸学振興委員会の研究』(東京大学出版会、二〇一一年)ほか。
伊東 毅(イトウ タケシ)
一九六二年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。武蔵野美術大学造形学部教授。教育哲学を専攻。著書に『未来の教師におくる特別活動論』(武蔵野美術大学出版局、二〇一一年)、共編著に『よくわかる教育原理』(ミネルヴァ書房、二〇一一年)、『新しい生活指導と進路指導』(武蔵野美術大学出版局、二〇一三年)、共著に教育科学研究会編『なくならない「いじめ」を考える』(国土社、二〇〇八年)ほか、論文に「現代日本におけるいじめの特質 教育システムといじめとの関係の考察を中心に」(社会文化学会編『社会文化研究』第四号、晃洋書房、二〇〇一年)ほか。
桂 瑠以(カツラ ルイ)
一九七九年生まれ。二〇〇九年お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。博士(人文科学)。川村学園女子大学文学部心理学科講師。共書に『子どもの暮らしの安全・安心 命の教育へ2』(金子書房、二〇一〇年)、『メディアとパーソナリティ』(ナカニシヤ出版、二〇一一年)、『考えるための心理学』(武蔵野美術大学出版局、二〇一二年)。
大間 敏行(ダイマ トシユキ)
一九七七年生まれ。筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科教育学専攻単位取得満期退学。武蔵野美術大学非常勤講師。日本教育史を専攻。共著に『教育史からみる学校・教師・人間像』(梓出版社、二〇〇五年)、『教育の歴史と思想』(ミネルヴァ書房、二〇一三年)、『生徒指導の教科書』(文化書房博文社、二〇一四年)、『明治前期中学校形成史 府県別編Ⅲ東日本』(梓出版社、二〇一四年)ほか。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
【目次】
第1章 教育相談とは何か
第2章 教育相談をめぐる学校教育政策の動向
第3章 教育心理学の基本
第4章 発達理論の基本
第5章 友人関係・社会性の発達
第6章 発達障害の理解と支援
第7章 カウンセリングの基本
第8章 心理療法の理解
第9章 いじめの実態と対策の動向
第10章 不登校の実態と対策の動向
第11章 非行少年の実態とその処遇
第12章 問題行動とカウンセリング
第13章 道徳教育と教育相談
第14章 多文化教育をめぐる教育相談
第15章 宗教をめぐる教育相談