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能苑逍遥(下) 能の歴史を歩く

阪大リーブル19
能苑逍遥(下) 能の歴史を歩く

四六判 324ページ 並製
価格:2,310円 (消費税:210円)
ISBN978-4-87259-304-4 C1374
奥付の初版発行年月:2010年02月 / 発売日:2010年02月上旬

内容紹介

能の先行芸である≪翁≫以来七百年にもおよぶ長
い能の歴史の中で,能が遭遇した出来事を紹介,
考証することにより,能のより深い理解へと誘う.


目次

第1部室町時代以前の能を歩く
1  薬王寺進猿楽と観阿弥の京洛進出
2  能大成前夜の一勧進史料
3  御用役者増阿弥をとりまく環境
4  観世十郎の元服祝能
5  禅竹の事蹟についての新資料
6  普一国師志玉と金春大夫氏信
7  能作者内藤河内守をめぐって

第2部 安土桃山時代の能を歩く
8   デビュー当時の古七大夫
9   桃山時代の能役者の手紙 
10  大蔵道知の手紙
11   神戸市立博物館『観能図屏風』の時と場 
12  光悦と能
13  下間家伝来資料にみる下間少進の事蹟  

第3部 江戸時代の能を歩く
14  「一代能」覚書
15  鏡板に松が描かれた時期と松をめぐる言説
16  年次不明の竹田権兵衛勧進能の評判
17  京観世福王家の智清尼
18  能大夫「竹村定之進」のモデル
19  篠山能楽資料館蔵『演能図屏風』とその観客 
20  能を「乱舞」と呼ぶこと

第4部 維新後の能を歩く
21 静岡時代の観世清孝の演能記録
22 伏見稲荷大社の能舞台
23 明治十九年設立の申楽倶楽部のこと
24 《鱗形》が金剛流の原曲になるまで
25 近代の能と坂元雪鳥
26 久米邦武の能楽研究
27 野上豊一郎の能楽研究
28 思想という点からみた能楽研究
29 「宝塚能」のこと
30 「お能」の歴史

第5部 維新後の能を歩く
31 《翁》とは何か
32 式三番という名称の初出
33 サンバソウの呼称の変換

■収載論考小説
■収載論考中心能楽史略年表




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