※本イベントは終了いたしました。
◎日時:2019年6月28日(金)18:00~20:00(17:30開場)
◎会場:京都大学東京オフィス(東京駅正面 新丸ビル10階)
モノと情報が溢れかえる、確かに今はそんな時代です。でも、人が自ら命を絶ち、傷つけるニュースもまた溢れています。一見、不自由なく暮らしているように見えても、どこかに不安を抱えながら、私たちは「ハッピーな時代に生きている」という感覚を持ちにくくなっているのは事実です。とうに崩れ去っているように言われながら、しかし「モノの豊かさが幸福な暮らしを実現する」という思い込みにすがりついている社会の中で、私たちは未来を描けずに、危機や不安を自らの中に抱えて生きているのかもしれません。
そうした時代を背景に、これまで敬遠されがちだった哲学が注目されるようになりました。「哲学」関連書がベストセラーになり、テレビでも哲人たちの金言を取り上げる番組が放映されています。不安の中にあって、確かなものを見いだしたい、私たちがこれまでになく哲学を探し求めている理由はそこにあります。
今回の「丸の内 de 夏の大学トーク」では、物質的豊かさに夢を見る時代を批判したヤスパースとアドラーという二人の思想家に焦点を当て、それぞれの専門家が講演します。
◎演 題:
講演1:ヤスパースと「こころ」の問題
松野さやか(大阪大学非常勤講師)
講演2:アドラーから学ぶ幸福論
岸見一郎(哲学者・心理学者)
コメント:今日の時代に「こころ」を哲学する
冨田恭彦(京都大学名誉教授・同志社大学嘱託講師)
■ 参加費:無料
■ 定 員:80名(要事前申込。申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。)
■ お申し込みは下記よりお願いいたします。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/social/events_news/office/soumu/shogai/event/2019/190628_1800.html
■ お問い合わせ先:
一般社団法人京都大学学術出版会シンポジウム掛
電話075-761-6182 FAX075-761-6190
Email sympo@kyoto-up.or.jp
主催 京都大学,京都大学学術出版会
後援 読売新聞社・活字文化推進会議