※本イベントは終了いたしました。
◎日時:2018年12月22日(土)14:30~17:30(14時受付開始)
◎会場:職員会館かもがわ(京都市中京区土手町通夷川上る末丸町)旧木戸孝允邸
歴史上,日本人が初めて近代的な「国家」を持ち,「国民」になった明治維新,社会の有り様だけでなく,人々の心の内面でも,大きな変革期でした。 この革命期に,長州を率いて維新期を戦い,明治政府の政治的リーダーとして中核にいた木戸孝允。明治の世に西洋世界を見つめ,新たな時代の教育を育成しようと奔走した知的リーダー福澤諭吉。同時代二人のリーダーは政治実践と言論それぞれの世界で,新たな時代の国家像・国民の育成の在り方を模索しました。この二人のリーダーシップを,当時の国際社会というマクロな視点からとらえ,現在の状況とも敷衍して議論してみようというのが今回の大学トークの試みです。
西洋との接触を経た彼らの視野には,日本や東アジアの現実を越えたどのような世界が見えていたのでしょうか。交流を持ちつつ,お互いを意識しつつも距離を置いた木戸と福澤,この二人の人物のコントラストを大きな視野から描き直すことで,彼らが目指した国家像,その国家像の中での国民像がどのようなものであったかを探り,そこから現代日本に生きる私たちが学ぶべき点は何かを考えます。
◎演 題:
講演1:革命児のリーダーシップ——木戸孝允の明と暗
齊藤紅葉(三重大学・大阪教育大学非常勤講師,京都大学大学院法学研究科研修員)
講演2:挫折者としての福澤諭吉
都倉武之(慶應義塾福澤研究センター准教授)
コメント:明治維新と<二生>を生きた指導者たち
中西 寛(京都大学大学院法学研究科教授)
討 論:変革期のリーダーシップを世界大の視野から考える
■ 参加費:無料(要事前申込)
■ 定 員:90名
■ お問い合わせ・申込先:
一般社団法人京都大学学術出版会シンポジウム掛
電話075-761-6182 FAX075-761-6190
Email sympo@kyoto-up.or.jp (件名に「大学トーク参加」とご明記ください)
※お申込みの際には,お名前,ふりがな,年齢,職業・学年,電話,
Emailアドレスをお伝えください。
主催 京都大学,京都大学学術出版会,慶應義塾大学出版会
後援 読売新聞社・活字文化推進会議,京都市