※本イベントは終了いたしました。
今日,人と動物をめぐる関係は奇妙にねじれたものになっています。ペットブームで室内飼いの猫や犬は年々増加しており,テレビなどでも毎日のように動物の姿が映し出されている一方で,動物に直接接する機会が全くないまま大人になる人も少なくありません。現代人の生活は動物なくして成り立たないにもかかわらず,人間と動物との間は明確な“境界”で隔てられているのです。
このシンポジウムでは,身近な家畜としてのブタ,近年「害鳥」として追われるようになったカワウ,自ら野生動物を狩る狩猟民に焦点を当て,人と動物の密接で複雑な関係を紐解きます。“境界線”で繰り広げられてきた人と動物のせめぎ合いは,自然から隔絶されて暮らす私たちに何を教えてくれるのでしょうか。
◉演 題:
講演1 沖縄のブタと人 産業社会の矛盾をうつす好悪の揺らぎ
比嘉理麻(沖縄国際大学)
講演2 害鳥か益鳥か? カワウと森と人の関係史
亀田佳代子(滋賀県立琵琶湖博物館)
講演3 狩り狩られる経験のなかで “人-動物”境界の攪乱
菅原和孝(京都大学名誉教授)
討論 動物から現代社会を考える
ゲスト:山極壽一(京都大学総長)
■ 日時:2016年7月29日(金)18:00〜20:00(開場17:30)
■ 会場:京都大学思修館ホール(京都市左京区吉田中阿達町1 京都大学東一条館B1F)
■ 参加費:無料
■ 定 員:90名(申込先着順,申込多数の場合は抽選)
■ お問い合わせ・申込先:
一般社団法人京都大学学術出版会シンポジウム掛
電話075-761-6182 FAX075-761-6190
Email sympo@kyoto-up.or.jp (件名に「大学トーク京都参加」とご明記ください)
■ 会場:京都大学思修館ホール(京都市左京区吉田中阿達町1 京都大学東一条館B1F)
■ 参加費:無料
■ 定 員:90名(申込先着順,申込多数の場合は抽選)
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一般社団法人京都大学学術出版会シンポジウム掛
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