※本研修会は終了いたしました。

　様々なディバイスの登場を契機に電子出版が急速に拡大する中、学術分野に於いても電子コンテンツを拡大すべきという社会的要請が高まっています。にもかかわらず、大学出版部における電子学術書刊行への取組は、一部に先進的な例が見られるものの、率直に言って学界・市場の期待するほどには、進んでおりません。そもそも、どういうコンセプトで電子書籍に取り組めば良いのか、その際の技術やコスト、普及・流通の方法など、各校出版部は、極めて実践的な問題に直面しています。
　この度、大学出版部協会では、各出版部が明日からの仕事に生かせる形の極めて実践的で、企画内容や技術、コストといった問題にリアルに迫る内容の研修会を大阪で開催いたします。日常的なこの種の情報に接しにくい地方大学出版部にも参加しやすいような形で、協会全体の急速な取組強化を図ろうと考えております。
　つきましては、図書館関係者、また長く本の文化を支えていただいた印刷関連の方々にも、この機会にぜひ議論に参加していただき、私どもの取組にご意見をいただければ幸いでございます。
　なお、遠方からお越しいただく皆様の便のため、数に限りはございますが、宿泊場所も確保しております。ご利用を希望される場合は、下記京都大学学術出版会までご連絡くださいませ。

【会合名】
大学出版部協会　電子部会・関西支部共催研修会
「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」

【日程】
2011年10月26日（水）、27日（木）

【会場】
研修会場：大阪大学中之島センター
　　大阪府大阪市北区中之島4丁目3-53　　TEL 06-6444-2100
　　京阪電鉄中之島線 中之島駅より 徒歩約5分
　　大阪市バス53系統　大阪駅前バスターミナルから中之島四丁目（旧玉江橋）下車　徒歩1分

【講演・討議日程】
10月26日　13時開会　17時閉会　18時より懇親会
挨拶　山口雅己（大学出版部協会理事長　東大出版会）
●第1テーマ　学術情報の電子化を軸にした、大学教育・研究の再編成
　講演1　千葉大学アカデミックリンクの取り組み（同機構長　竹内比呂也氏）
　講演2　国立大学における学術情報電子化の流れ、特に京都大学の場合（京都大学・上山卓也氏）
●第2テーマ　大学出版部と図書館の実践的連携と展開
　報告　東大出版会・慶応大学図書館によるコンテンツ電子化実証実験（慶応大学・島田貴史氏、東京大学出版会・黒田拓也）
　討論と交流
　懇親会

27日　10時開会　　17時閉会
●第3テーマ　変わるキャンパス、変わる教材
　講演1　iPad、iTunes Uで変わるキャンパス　（アップル日本法人・林茂氏）
　講演2　東京大学図書館の取組（東京大学・柴野京子氏）
●第4テーマ　ビジネスとしての学術情報電子化
　報告1　有料iPadアプリの開発と販売から見えてきたもの（京大学術出版会・鈴木哲也）
　報告2　急速に立ちがある学術コンテンツ販売と対応の実際（講師調整中　後日連絡致します）
　討論と交流
閉会挨拶

【懇親会および宿泊のご案内】
　初日夕方に、ささやかながら懇親会を予定しております。また、下記ホテルに、講師の方のための宿泊を用意しております。参加、ご宿泊をご希望の節は別添用紙にてお申し込みください。なお宿泊には限りがあり、お答えできない場合もございます。

　宿泊：リーガ中之島イン　　　一泊朝食付き　6500円
　　〒550-0002　大阪市西区江戸堀1丁目13番10号　TEL 06-6447-1122（代）
　　URL：http://www.rihga-nakanoshima-inn.co.jp/map/index.html

【参加費用】
研修のみご参加の方　　　　　　　2000円
研修・懇親会双方にご参加の皆様　5000円
※いずれも会場でお支払いください。

【お問い合わせ】
その他ご用の節は、お気軽に下記までご連絡ください
京都大学学術出版会（担当：鈴木）　TEL 075-761-6190

※さらなる詳細とお申込みはこちら（PDFファイル）から。