協会ニュース

【コラム】『仙台学』と嶋屋書店―被災地の出版人

2012-01-30 17:35

 「被災地・大槌町に書店誕生:「一頁堂書店」に未来あれ」――文化通信編集長の星野渉氏が,asahi.comで,町長以下,復興を担うべきリーダーの多くが亡くなるという大きな被害を受けた岩手県大槌町で,昨年末,被災後唯一となる書店がオープンしたことを,紹介されています。(リンク:http://www.asahi.com/digital/mediareport/TKY201201090085.html) 
 関西で活動する大学出版部にとって,被災地で,本が,書店が人々を支えた,という事実を初めて体験したのは,1995年1月17日の阪神大震災の時でした。阪神震災からちょうど17年,東日本大震災からあと二月で1年。私たち出版の営みが,誰のためにあるのか,誰に支えられてるのか,今一度,思い起こしてみたいと思います。
 以下の雑文は,昨年5月,仙台と塩釜を訪れた時のレポートです。大学出版部の関係者の皆さんにのみお配りしたものですが,星野さんの記事を拝見し,AJUPのホームページをご覧になる皆さんにもご笑覧いただきたく,掲載しました。

鈴木哲也(京都大学学術出版会/大学出版部協会関西支部長)

 
※続きは,こちらのPDFファイルでお読みください。

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