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著者は、平成16年、高校2年生の時に、骨のガンの一種である骨肉腫を発症、
担当医から「5年生存率20%」と告げられます。その後、肺への転移が見つか
ります。
16歳の少年は、当然のように、恐怖と不安にさいなまれます。絶望の淵から
立ち上がり、「死」と向き合い、遂に倒れるまで(平成22年10月)の7年間
をどのように生きたか。ミクシーに公開されていた「闘病日記」、日経新聞に連
載されたコラム、講演記録で構成したのが本書です。
ごく普通の青春を謳歌するはずだった一人の青年が、苛酷な運命に抗し、苦難
を克服し、心をとぎすまし、いかに明るく、前向きに生きることができたか。そ
の記録です。
著者は、次のような言葉を遺しています。「諦めてしまうことの怖さに比べれば、
諦めないことがどれだけ楽か!」「大切なものが芯にあれば、心は強く、折れな
い。私の場合は、車いすテニスがそれだ。」
学術書を中心に出版活動を行なう「大学出版会」としては、異色の出版となり
ました。
著者が本学の学生であったことが発刊の後押しをしたのも事実ですが、それよ
りも、「死」をしかと見据えて、如何に「生」きるかの答えを求めて、現代の若
者と等身大の青年が、悲観に陥ることなく、ここまでの高みに達し得た記録を、
特に若い世代の読者に読んでいただきたいと考えたからです。
担当医から「5年生存率20%」と告げられます。その後、肺への転移が見つか
ります。
16歳の少年は、当然のように、恐怖と不安にさいなまれます。絶望の淵から
立ち上がり、「死」と向き合い、遂に倒れるまで(平成22年10月)の7年間
をどのように生きたか。ミクシーに公開されていた「闘病日記」、日経新聞に連
載されたコラム、講演記録で構成したのが本書です。
ごく普通の青春を謳歌するはずだった一人の青年が、苛酷な運命に抗し、苦難
を克服し、心をとぎすまし、いかに明るく、前向きに生きることができたか。そ
の記録です。
著者は、次のような言葉を遺しています。「諦めてしまうことの怖さに比べれば、
諦めないことがどれだけ楽か!」「大切なものが芯にあれば、心は強く、折れな
い。私の場合は、車いすテニスがそれだ。」
学術書を中心に出版活動を行なう「大学出版会」としては、異色の出版となり
ました。
著者が本学の学生であったことが発刊の後押しをしたのも事実ですが、それよ
りも、「死」をしかと見据えて、如何に「生」きるかの答えを求めて、現代の若
者と等身大の青年が、悲観に陥ることなく、ここまでの高みに達し得た記録を、
特に若い世代の読者に読んでいただきたいと考えたからです。