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宮本常一と民俗学

日本の伝記 知のパイオニア
宮本常一と民俗学

A5判 176ページ 上製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-472-06018-2 C8323
奥付の初版発行年月:2021年09月 / 発売日:2021年09月中旬

内容紹介

明治の終わり頃、瀬戸内海の島で生まれた宮本常一は苦労を重ねながら学問を志し、やがて民俗学の道へ進みます。日本中をくまなく歩きまわり、各地の古老から話を聞き、民衆の生活の実態を知る、という宮本式の民俗学の手法をあみだしました。自ら人生を切り開き、民俗学の第一人者となった生涯を宮本常一が自分の言葉で語ります。

著者プロフィール

森本 孝(モリモト タカシ)

1945年大分県生まれ。小学生時代に福岡県八幡市(現北九州市)移り、県立東筑高校をへて立命館大学法学部に進学。故郷九州の晩秋の山々に魅せられ旅と登山が好きになる。大学では探検部に属し、日本の各地の辺境を訪ねる。卒業後、日本観光文化研究所に入所し、伝統的な漁船と漁具の収集調査に従事した。平成元年からは発展途上国の零細漁村を巡り歩いた。国立水産大学校の教員、周防大島文化交流センター(宮本常一記念館)の参与も務めた。おもな著書・共著・編著に『舟と港のある風景』(農文協)、『記憶をつなぐ』(千里文化財団)、『宮本常一の風景をあるく』全3巻(みずのわ出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

宮本先生と漁村とわたし
はじめに 宮本常一と民俗学
1 家族のぬくもり      (0~6歳ごろ)
2 小学校で         (6~15歳)
3 逓信講習所と郵便局時代  (16~18歳)
4 師範学校と教員時代    (18~23歳)
5 柳田先生と渋沢先生    (24~28歳)
6 アチックミューゼアムのころ(32~36歳)
7 戦後の日本を歩く     (38~56歳)
8 若き仲間たちと      (57~73歳)
宮本常一略年表


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