真珠湾を語る 歴史・記憶・教育
A5判 288ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-020300-5 C3020
奥付の初版発行年月:2011年12月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-020300-5 C3020
奥付の初版発行年月:2011年12月
内容紹介
真珠湾攻撃から70年,日米双方のその「語られ方」にはなお深い懸崖がある.日米一線の研究者,日米ワークショップに携わった教師がこの歴史の語りの政治に対峙,当事者やハワイ現地の人々の視点や,広島・アジアとの関連から,現世代による理解と和解の教育の可能性を探る.小中高での教育実践も紹介.
目次
1章 真珠湾の歴史・記憶・教育(矢口祐人)
I部 真珠湾を語ること、教えること
2章 真珠湾の記憶と歴史教育の壁(油井大三郎)
3章 記念と教育——真珠湾教員ワークショップを振り返って(ジェフリー・ホワイト)
4章 「文化戦争」における記憶をめぐる争い——トランス・パシフィックの視座から(米山リサ)
5章 大衆文化におけるアジア太平洋戦争——特攻飛行兵を記憶する(テッサ・モーリス・スズキ)
6章 マリアナ諸島で大戦を記念する日本人(キース・L・カマチョ)
7章 教材としての東京裁判——真珠湾とのつながりを中心に(戸谷由麻)
II部 真珠湾を教える——歴史理解の現場から
8章 「真珠湾」を授業する——多様な記憶・越境する歴史(森茂岳雄)
9章 記憶と表象
10章 メディアの活用
11章 参加・体験学習
12章 訪問・交流活動