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「満蒙問題」の歴史的構図

「満蒙問題」の歴史的構図

A5判 304ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-026143-2 C3022
奥付の初版発行年月:2013年03月

内容紹介

「満蒙」という地域概念はいかにしてつくられたか.「満蒙独立運動」なる事件は本当に存在したのか.問いは満洲国建国へとつながってゆく.モンゴル・日本・中国・ロシアの原典史料をしてその実態を語らしめる,近代東アジア研究の第一人者による待望の一書.


目次

緒言——本書の課題と構成
序 論 地域概念の政治性
第一章 「東部内蒙古」という空間
第二章 清朝末期の内モンゴル王侯
第三章 清末期ハラチン右旗の王府と社会
第四章 清朝の崩壊と「満蒙独立」という幻影
第五章 グンサンノルブの模索
第六章 「モンゴル独立」をめざし挫折した、ある内モンゴル人の実像
第七章 日本による袁世凱打倒工作の展開とバボージャブ
第八章 彷徨えるバボージャブの兵士とシベリア内戦
結語 「満蒙独立運動」という幻想
補論 “東北/北東アジア”はどのように、とらえられてきたか


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