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寺社と武家の京都支配比叡山と室町幕府

比叡山と室町幕府 寺社と武家の京都支配

A5判 398ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-026229-3 C3021
奥付の初版発行年月:2011年09月

内容紹介

中世後期,武家政権として初めて京都を拠点とした室町幕府の支配の実態から新たな中世像を描く.比叡山延暦寺を中心とする寺社勢力が行使した権力のあり方を祇園社・北野社の史料から解明し,それと連立することによって実現した室町幕府の支配構造を分析し,中世の国家体制の転換点に迫る.


目次

序 山門系寺社勢力をめぐる研究史と本書の課題
第一部 南北朝期の山門・祇園社と室町幕府
第一章 山門・祇園社の本末関係と京都支配
第二章 室町幕府の成立と祇園社領主権
第二部 中世後期北野社の支配構造
第一章 北野祭と室町幕府
第二章 北野社西京七保神人の成立とその活動
第三章 戦国期北野社の闕所
第三部 本末関係と中世身分制
第一章 中世寺社の公人について
第二章 中世犬神人の存在形態
第四部 山門—幕府の京都支配
第一章 山門集会の特質とその変遷
第二章 室町幕府の京都支配
結 町共同体の成立——総括と展望


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