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構成主義によるボリビアとエクアドルの比較分析解釈する民族運動

解釈する民族運動 構成主義によるボリビアとエクアドルの比較分析

A5判 364ページ
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-036250-4 C3031
奥付の初版発行年月:2014年01月

内容紹介

ラテンアメリカ先住民運動は,今日各国において「最も成長を遂げた政治勢力」でもある.初期条件にあまり差のない4つの地域の運動が,選挙参加から制度外志向まで違いを見せたのはなぜか.自ら状況を解釈し,状況を構成する存在としてのマイノリティの運動を,大きな理論的射程と実証性で記述する意欲作.


目次

序 章 規範形成から民族運動を分析する:問題設定と着眼点
第1章 実証的構成主義:フレームワーク
1 構成主義の特徴
2 論証手順とその理論的前提
3 先行研究の批判的検討
第2章 ボリビアI:高地先住民運動
1 基礎情報
2 選挙参加を正当とする規範
3 先住民ゲリラ組織
4 パラレルな立法府の構想と挫折
5 選挙参加のみを正当とする規範の形成
第3章 ボリビアII:低地先住民運動
1 基礎情報
2 陳情志向
3 高地運動との対立
4 「全国組織」の使命としての選挙参加
5 制度外的権力獲得の否定
第4章 エクアドルI:高地先住民運動
1 基礎情報
2 政権獲得を正当としない規範
3 制度外的権力獲得の正当化
4 選挙参加と制度外的行動の同時実践
第5章 エクアドルII:低地先住民運動
1 基礎情報
2 政権獲得を正当としない規範
3 早期の選挙容認
4 制度外的権力獲得の肯定
終 章 解釈する民族運動:結論と含意 
1 規範形成の比較
2 エージェントとしての民族運動


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