新しい経営体としての東京大学 未来社会協創への挑戦
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-13-053095-8 C1037
奥付の初版発行年月:2021年04月 / 発売日:2021年04月中旬
日本の大学の凋落が言われるなか,東大は「運営から経営へ」と発想を転換し,アカデミアが本来持っている特性を十二分に活かして,社会変革をリードしていくためのさまざまな取り組みに挑戦し,実践してきた.「社会変革を駆動する大学」を明確に掲げた五神総長が,その任期の6年間を振り返り,東大が創造する新たな未来を語る.
五神 真(ゴノカミ マコト)
第30代東京大学総長
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
第1章 「東京大学ビジョン2020」への起点
1.分岐点を迎えた社会と変革の必要性
2.なぜ大学が社会変革を駆動するのか
3.「運営から経営へ」の原点
第2章 運営から経営へ
1.大学の活動はどう支えられるべきか
2.まずは運営の改革から
3.資金循環を生む三つの新戦略
第3章 持続可能な価値創造のために
1.未来への投資――大学債という挑戦
2.地球規模で社会変革を駆動する――グローバル・コモンズ・センター
第4章 世界の未来を創造する
1.産業の未来を拓く――東京大学・TSMC半導体アライアンス
2.未来の教育と人材育成――東アジア藝文書院
3.未来の技術を創造する――IBMとの量子コンピュータ連携
対談1 変革のバトンをつなぐ(五神 真×藤井輝夫)
対談2 「無形の価値」がつむぐ未来(五神 真×岩井克人)
おわりに
【コラム】
自分にしかできないことをやろう
GABで育んだ国際的なネットワーク
新しい渋谷から未来への問いかけを
The University of Tokyo as a New Type of Management Entity:
The Challenge of Creative Collaboration for the Future
Makoto GONOKAMI