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歌の「発見」と漢字世界万葉集をどう読むか

リベラル・アーツ
万葉集をどう読むか 歌の「発見」と漢字世界

A5判 296ページ
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-13-083062-1 C1095
奥付の初版発行年月:2013年09月

内容紹介

歌集『万葉集』の書記方法や構成が,なぜ現在あるかたちで継承されているのかという観点からひもとく入門講義.歌が文字で表現されて生じる言葉の問題,編まれた「歌集」からみえてくる古代日本の歴史認識と,『万葉集』に新たな光をあてる.


目次

はじめに
I 漢字世界のなかの歌
一 漢字世界のなかの歌と「歌集」
II 万葉集の「歴史」世界
二 「歴史」としての『万葉集』——巻一、二がつくるもの
三 「歴史」の磁場——巻三、四、六をめぐって
四 私情をふくむ「歴史」世界
五 歌の環境——巻五について
III 歌の世界のひろがり
六 歌の世界のひろがりと成熟
七 東歌と防人歌——列島をおおう定型短歌
八 歌の可能性の追求
九 編集された家持——歌の世界を体現する「歌日記」
おわりに——固有の言語世界という擬制を離れて


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