新刊『中国の誕生――東アジアの近代外交と国家形成』刊行を記念し、 岡本隆司先生（京都府立大学教授）と吉岡桂子さん（朝日新聞編集委員）のトークセッション“「中国」誕生を語りつくす”を開催します。「中国」とは何か、なぜ摩擦が絶えないのか――中国で精力的に取材を続けている吉岡桂子さんの問いに、いまもっとも注目されている中国史研究者・岡本隆司先生が歴史の視点から答えます。「中国」誕生を語りつくす1時間30分！　またとないこの機会を、ぜひお見逃しなく！！

【講師紹介】
岡本隆司（おかもとたかし）
1965年京都市に生まれる。現在、京都府立大学文学部歴史学科教授。専門は近代アジア史。近世・近代の対外関係を中心に、多言語の史料を駆使した精緻な考証で、現代の問題にもつながる新たな歴史像を解き明かす。著書に『属国と自主のあいだ』（名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞）、『中国の論理』（中公新書、2016年）など多数。

吉岡桂子（よしおかけいこ）
朝日新聞編集委員。語学研修や特派員として北京、上海に通算8年滞在。現代中国の抱える問題や日本、世界との関係を、現場を歩きながら多角的な視点で追う。木曜朝刊の「ザ・コラム」などを担当。著書に『問答有用　中国改革派19人に聞く』（岩波書店、2013年）、『愛国経済　中国の全球化』（朝日新聞出版、2008年）など。