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北海道大学図書刊行会

▼本田 宏著『脱原子力の運動と政治』(A5判・6300円) 日本の原子力政策の変遷を、政府・電力会社など支配的アクターと野党・市民運動といった対抗的アクターの動向、それらに影響を及ぼした原発事故などから詳細に跡付ける。
▼三上敦史著『近代日本の夜間中学』(A5判・8610円) 明治期から敗戦直後まで存在した夜間中学は、全国で200校を超えた。膨大な一次資料に基づきその歴史を明らかにし、近代日本の一般家庭からみた教育制度の実像を描く。
▼ジャコービィ著、森杲外訳『雇用官僚制[増補改訂版]』(A5判・6300円)‘Employing Bureaucracy’を、「良い仕事」を労働者に提供するシステムとして把握し、労使関係や社会福祉運動を含む広い背景からアメリカ労務管理の成立史を描き出す。1950年から現在までの史的展開を増補。
▼荒又明子著『燃料電池の電極触媒』(A5判・4935円) 地球環境と化石エネルギー枯渇の難問を解決する重要技術が燃料電池である。基本原理から電極触媒の機能と活性化、最新の光電気化学についても言及する。


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東北大学出版会

▼ジェンダー法・政策研究叢書(辻村みよ子監修)第1巻『世界のポジティブ・アクションと男女共同参画』(A5判、354頁、2310円(税込))本書は、21世紀COEプログラム「男女共同参画社会の法と政策」の成果として刊行される叢書(全一二巻)の第一巻である。このCOE拠点は男女共同参画社会形成のための理論的課題の解明を目指しており、本書は国連・EU・欧米諸国やAA諸国など世界のポジティブ・アクション(積極的改善措置)の検討を通して、日本の政策にとって有効な示唆を与えている。
▼高橋英博著『グローバル経済と東北の工業社会−場所の個性・場所への意図・場所の思想−』(A5判、248頁、4000円(税込))地方中小都市の戦後史問題と今後の行く末を、副題の三つの「場所」概念から説き起こす。経済のグローバル化が進む東北地方の六つの工業都市を扱った詳細な事例研究である。都市や地域に関わる地理学や経済学、社会学を専攻する研究者や学生、また地域振興の現場で活躍する行政や企業関係者にお勧めの一冊。


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流通経済大学出版会

▼根橋正一・井上寛著『漂泊と自立−障害者旅行の社会学』(A5判・2835円)
 近代社会が始まり、それがすべての人びとにとって運命となる以前、日本社会にはかすかに障害者が生きる漂泊社会があった。その人生はやはり苛酷で、そこに立ち戻ろうと提案することはできないが、たしかにそこには定住者とも関係を持って生きていく可能性は存在した。新たに形成された社会は、障害者ばかりでなく健常者にとってもまた、労働を基準としてすべてがはかられる窮屈な世界だったのではなかったか。そして現代の労働・教育・福祉の社会のなかで弱者のレッテルを貼られた人びとの自立の困難さは増大したのではなかったか。
 労働・真面目の原理に覆い尽くされた近・現代社会を批判し、遊びや文化をとおして人類の歴史を考察するホイジンガの視点には、旅行や観光が障害者の自立に重要な役割を果たす可能性もある。
 本書は、第一部「弱者としての障害者の形成」、第二部「障害者旅行の展開と研究」第三部では「障害者旅行に関する実践的研究」の三部構成となっている。


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聖学院大学出版会

▼Hideo Ohki et al., A Theology of Japan: Origins and Task in the Age of Globalization(B5変型、定価1240円)モノグラフシリーズ・A Theology of Japanの第一巻。
 日本の文化と異質なキリスト教の受容は、キリスト教の歴史を振り返れば、日本的キリスト教を生み出すか、日本の伝統に根ざしたキリスト教を模索することを意味した。このモノグラフ・シリーズで論じることは、そのどちらの立場でもなく「グローバリゼーションのコンテクストにおいて日本をトータルかつラディカルに批判的に捉え直すという問題意識」に基づいたキリスト教神学の構想を企てるものである。モノグラフ・シリーズを出版することを通して、英語圏の研究者と議論を展開しながら、新たな神学を構築しようとする。つまり「日本の神学の〈の〉というgenitiveは主格的(subjective)ではなく目的格的(objective)であり、日本を批判的に対象化する」ことを目指すのである。
 3月に東京で開催された国際宗教学宗教史会議第十九回大会での報告を収録。


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聖徳大学出版会

「心と身体の癒しシリーズ」の、第二巻森 彪著「医における癒し」−人間関係形成のなかからー(四六判・280頁・2100円)がこの度刊行されます。
 医療事故や医療過誤のニュースが問題として取り上げられることが多く癒しの善行や成功例はあまりクローズアップされない現代である、と考える著者である。医療は、まず身体の治療が必要であるがしかし安心した人間の交わりの中での医療が機能しなければならない。
 「現代の医療は、あまりにもデータ依存すぎるのではないか、医療の本質は、人間関係がベースになければ真の医療とはいえない。」
 こうした著者の考えをベースとして「命の原点をみつめて」「からだの原動力」「自我の混迷」「もう一人ぼっちの人間ではない」といった章立てで、構成されている。元埼玉県立小児医療センター病院長としての、経験に、裏打ちされた著者の医師としての実践と哲学がこめられた内容となっている。刊行予定より遅れ、お待たせ致しました。


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麗澤大学出版会

▼堀出一郎著『日本的経営の源流を尋ねて――経営思想の歴史的研究』(A5判・2940円)米国型経営方法が主流となって久しいが、今やその限界と功罪が指摘され始めている。豊富な実務経験を踏まえ、江戸時代を中心に先人たちの経営思想を検証。日本的特長を明らかにし、その真髄と現代的意義を説く。日本の経営思想を再評価する書。
▼堀内一史著『分裂するアメリカ社会――その宗教と国民的統合をめぐって』(四六判・2625円)宗教という視点から、国民的統合を阻む移民・民族、公教育、大統領政治などの諸問題を考察し、取り組むべき諸課題を提示する話題の書。
▼A・エツィオーニ著/小林正弥監訳『ネクスト――善き社会への道』(四六判・2520円)


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慶應義塾大学出版会

▼21世紀COEプログラムの拠点のひとつ「多文化世界における市民意識の動態」が発する研究成果第一弾、全15巻。
叢書 21COE-CCC 多文化世界における市民意識の動態 (1)日本における有権者意識の動態(小林良彰編)、(2)地方自治体をめぐる市民意識の動態(小林良彰編)、(3)日本における新しい市民意識(中谷美穂著)、(4)現代日本の政策形成と住民意識(佐々木寿美著)、(5)現代日本の投票行動(谷口尚子著)、(6)現代日本の社会意識(渡辺秀樹編)、(7)戦後日本の社会と市民意識(有末賢・関根政美編)、(8)ポスト・ウォー・シティズンシップの構想力(萩原能久編)、(9)戦前日本の政治と市民意識(寺崎修・玉井清編)、(10)戦前日本人の対ドイツ意識(岩村正史著)、(11)多文化世界における市民意識の比較研究(山本信人編)、(12)韓国における市民意識の動態(小此木政夫編)、(13)EUと市民(田中俊郎・庄司克宏編)、(14)ニュースの国際流通と市民意識(伊藤陽一編)、(15)東アジアのメディア・コンテンツ流通(菅谷実編)。(各巻3150〜3675円、合計53025円)


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産業能率大学出版部

▼内田増幸著『心ときめく料理・ワイン・レストラン』(1890円)
 ともすると敬遠しがちなフランス料理とワインとレストランについて、著者が、つくり手としてではなく食べ手として、国内だけでなく外国にも実際に足を運んで得た貴重な体験が満載されています。贅沢の代名詞のようなフランス料理ですが、時にはそのような贅沢を経験することは、人生にゆとりと感性をもたらすのではないでしょうか。そしてそこからサービスの本質、つまり人への思いやりを学びとることもできるような気がします。ワインと料理のマリアージュ(相性)、多くのレストランのサービス・特徴、著者が実際に食したレストランの豊富なメニューコレクション、さらにソムリエの第一人者である田崎真也氏の含蓄ある名言等は、フランス料理、ワイン愛好家に驚きと感動を与えるでしょう。
▼姉妹書・内田増幸著『教養としての料理・ワイン・レストラン』(1890円)
 フランス料理の基礎的な知識を興味深く綴った書。これであなたもフランス料理通になれる。


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専修大学出版局

▼常行敏夫/岡山陽子他編『The Global Economy in the News2』(2520円)
 本書は経済時事英語に重点を置き、そのための報道トピックスを厳選して所収している。前半は日本の景気動向や経済政策、経済成長率、失業率などの変化を日銀の金融政策の記事とからめて配置、後半は国際経済記事で、FTAや対外投資、米国の貿易収支、IMFの景気予測、ASEANや中国経済の動向などの記事をあつめた。それぞれに背景説明(解説)をつけ、リスニングを重視する意味から耳から英語を学ぶためCD付きとした。
▼松浪健四郎著『折々の人類学』(1680円)
 著者は「スポーツ人類学」を専攻するが、どんな事象にも人類学が基本に宿るとする立場から、日々思いつくまま綴った知識の集成である。各国を旅してきた経験からくるグローバルな視点、政治家として日本の社会をみてきた経験や教育者としての批評がぎっしり詰まっている。風土、アフガン、身体、人間、mono、教育・心理、アカデミズム、国家など。


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大正大学出版会

▼藤原聖子著『「聖」概念と近代――批判的比較宗教学に向けて』(A5判 400頁 6300円)抽象名詞としての「聖」は今では日常的日本語としても用いられるが、19世紀後半の西洋において徐々に使用が拡大した、比較的新しい概念である。本書は、E・デュルケムとR・オットーのテキスト読解に基づき、「聖」概念が近代的宗教研究に導入されたことは、宗教に対しどのような新たなパースペクティヴがとられるようになったことを意味するかを解明する。
 後半ではオウム真理教地下鉄サリン事件後の知識人の言論を整理・分析することを通して、「客観的」と表現されてきた近代的宗教研究のスタンスを、「批判的」という概念で再定義することを提唱し、かつ「比較」という方法がいかに効果的に批判的思考をもたらしうるかを例を示しつつ論じる。
▼廣澤隆之著『「唯識三十頌」を読む』(TU選書 1995円)唯識思想の基本文献『唯識三十頌』の三十の詩頌からなる短く簡潔な教理の深遠なる心の世界を読み解く。


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玉川大学出版部

▼『地域社会に貢献する大学』(OECD編/相原総一郎、出相泰裕、山田礼子訳・3150円)地域社会への貢献は、大学の役割である教育と研究に並ぶ社会的責務と捉えられるまでになってきた。地域のニーズに大学はどう応えるのかを提言。
▼『学士学位プログラム』(日本高等教育学会編・3465円)国際的に適用できる学士学位のグランドデザインをどのように描けばいいのか。各国の学士課程の歴史と現在、学位の事例から考える。
▼『授業のデザイン』(山口榮一著・1995円)教師が学習者と積極的にかかわり、教育活動を意図的、計画的に働きかけるプログラムとしてデザインする方法と技術を、具体例を上げ詳述する。
▼『シカゴ大学教授法ハンドブック』(A・ブリンクリー他/小原芳明監訳・2100円)授業の運営に役立つ具体的アイディアを提供。大学教員にとって必携の実用の書である。
▼『新生と性の教育学』(三井善止編著・2310円)「生と性」の教育の目標を、人格の完成や豊かな人間形成という観点の下で捉え、そのあり方を多角的に検証。


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中央大学出版部

▼茅野信行著『アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展』(2940円)穀物輸出政策と穀物メジャーの戦略・機能・類型を具体的事例に即して分析、世界穀物市場の力学を明らかにする。
▼松本或彦著『現実政治学』(1890円)堅苦しい政治学ではなく、実際に起きたエピソードをもとに政治をわかりやすく解説。面白く読めて、政治の仕組みがよく理解できる。
▼小島武司編『ADRの実際と理論 II 』(5460円)民事訴訟法学者、現職の裁判官、法社会学者が、個別的検討という多角的視点からADRに取り組んだ論集第二巻。
▼「日本論」プロジェクト編『日本論――国際化する日本』(2940円)「国際化する日本」をテーマに、政治・経済・文化の多様な側面から九人の論者が日本論の本質に迫る。
▼園田茂人編著『東アジアの階層比較』(3150円)職業評価、社会移動、中産階級を切り口に、欧米発の階層研究を現地化しようとした労作。比較の視点から東アジアの階層実態に迫る。


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東京大学出版会

『ゴリラ』山極寿一著 四六判/264頁/税込2625円
 ジョージ・シャラー、ダイアン・フォッシー、そして伊谷純一郎など、錚々たる動物学者たちがかつてアフリカでゴリラの研究に取り組み、その生態、行動、社会などについて優れた記録を残しました。それらはまた、はるかアフリカの熱帯雨林やそこに暮らす動物たちの息吹に思いを馳せながら読むことができる秀逸な動物記でもありました。
 その流れをしっかりと引き継いでゴリラと対峙してきたのが山極寿一先生です。1970年代にゴリラの調査を開始した山極先生は、人類進化の謎を解くために重要な手がかりとなるようなゴリラの生きざまをつぎつぎと明らかにしてきました。この本には、およそ30年にわたるフィールドワークの記録とゴリラへの熱い想いがぎっしりと詰まっています。
 「人類を超えた動物」といわれるゴリラとは、どんな動物なのでしょうか。内戦が続くアフリカでフィールドワークを続けるタフなナチュラリストが描き上げた「情熱の動物記」をお届けします。


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東京電機大学出版局

 日本の高等教育において、制度的にも技術的にも実施可能となったeラーニング。しかし企業内教育にくらべていまだ積極的な導入が進まないのは、国内の状況に則した検証と教材開発手法の確立がなされていないことが要因であると考えられる。実例をもとに分析し、実務に役立つ具体的な解を提示する2冊の書籍を紹介する。
▼『大学eラーニングの経営戦略−成功の条件』(吉田文・田口真奈・中原淳編著/2835円)eラーニングで生き残るために! eラーニング導入に成功した日本の大学の事例を取り上げ、「技術・コスト・教育効果」の観点から分析。大学の経営戦略としてeラーニングを導入し、成功するための条件を解き明かす。
▼『実践インストラクショナルデザイン 事例で学ぶ教育設計』(清水康敬監修/内田実著/2310円)eラーニングを中心とした新しい教材開発の事例をもとに、教育設計の理論や手順を詳解。各工程の意味を解説し、表やリストを多数掲載してあるため、開発者の実務への応用にも役立つ。


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東京農業大学出版会

▼『桜をめぐる生きものたち』竹内将俊、田村正人、飯嶋一浩著
 日本人に最も身近な存在の木が桜。その桜をとりまく生き物たちの実態と生態。
 平成17年2月/B5判/187頁/税込価格2100円
▼『宮川環境読本――真の循環型社会を求めて』太田猛彦編著
 宮川という名の川が全国にいくつも存在する。人々とより深い関わりのある川が宮川である。宮川の生態を知り人々との共生を考える。真の循環型社会に向けて絶好のテキスト。
 平成17年2月/B5判/223頁/税込価格1995円
▼『考える 大根――大根読本』東京農大・NPO法人良い食材を伝える会編
 食卓に欠かせない代表的食材・ダイコンの魅力を多方面から紹介。ダイコンの歴史と伝統、料理、豆知識にふれて改めて考えさせられる。
 平成17年3月/四六判/144頁/税込価格1680円


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法政大学出版局

 《叢書・ウニベルシタス》品切れ書目の重版プロジェクト〈精選復興〉は、第7回目(本年5月)の復刊を致しました。書目は以下の6点です。
▼『神・死・時間』(E・レヴィナス/合田正人訳/4200円)
▼『カント政治哲学の講義』(H・アーレント著/R・ベイナー編/浜田義文監訳/3675円)
▼『社会学とは何か――関係構造・ネットワーク形成・権力』(N・エリアス/徳安彰訳/2940円)
▼『ショーペンハウアー――哲学の荒れ狂った時代の一つの伝記』(R・ザフランスキー/山本尤訳/6300円)
▼『イギリスの大学――その歴史と生態』(V・H・H・グリーン/安原義仁・成定薫訳/5565円)
▼『自然宗教に関する対話 ヒューム宗教論集 II 』(D・ヒューム/福鎌忠恕・斎藤繁雄訳/2625円)
 第8回以降のリクエストも継続して募集致しております。詳しくは小局ウェブサイト(http://www.h-up.com)をご覧下さい。


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武蔵野美術大学出版局

▼『複合的表現−絵画からの展開』(武蔵野美術大学研究室編・3885円・A4判・四色刷・116頁)平面から立体、映像、インスタレーションへ。その歴史的展開から、ジャンルを横断し、枠を超越する現代美術の表現を読み解く!
▼『アートが知りたい−本音のミュゼオロジー』(岡部あおみ編著・1995円・A5判・224頁)美術作品を展示する空間は美術館やギャラリーにとどまらない。荒木経惟、会田誠らアーティストやキュレーター等への、現代アートの状況を生き生きと伝えるインタヴュー集。
▼『電脳の教室−コンピュータリテラシー』(佐藤淳一著・1995円・A5判・160頁)パソコン&ネットワークの全体像を捉えることに主眼を置いた格好の指南書。多彩な比喩表現となごみ系イラストで解説。今や必須のコンピュータを使いこなす能力UPを目指す。


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明星大学出版部

教職に関する科目の関連書から
▼佐々井利夫・高島秀樹他『総合演習−教師の資質・能力の向上を目指して−』
 A5判・160ページ  1575円
 昨今指摘される小・中・高生の学力低下の問題が、「総合的な学習の時間」のあり方との関連で取り沙汰されている。教職科目「総合演習」の、そもそもの設置の背景、趣旨、目標、方法などを論述する。
▼青木秀雄『洞察力を培う初等社会科教育法−情報社会を生き抜くために−』
 A5判・226ページ  1890円
 戦後の小学校「社会」科教育の変遷をたどり、その可能性を探る。
▼森下恭光・佐々井利夫『増補 道徳教育の研究−改訂』
 A5判・185ページ  1890円
▼阪井恵・小山真紀『ハートフルメッセージ−初等音楽科教育法 第2版』
 B5版・264ページ  1890円
▼高島秀樹『教育調査 改訂2版−教育の科学的認識をめざして』
 A5版・228ページ  1995円
▼森下恭光編『教師論 教職とその背景』
 A5判・218ページ  1680円


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早稲田大学出版部

▼『アジアの少子高齢化と社会・経済発展』(店田廣文編、3990円)アジア各国は、急速に進展する高齢化と少子化の問題にどう対応するのか。日本を中心に都市化と経済発展の現状を比較分析して、今後の動向を探る。
▼『国際主義の系譜――大島正徳と日本の近代』(後藤乾一、5460円)数多くの国際会議に参加し、教育を通しての国際協調を希求した大島正徳。この忘れられた国際人の生涯を詳細に跡づけ、日本の近代を考察する。
▼『ヨーロッパ人の見た文久使節団――イギリス・ドイツ・ロシア』(鈴木健夫/P・スノードン/G・ツォーベル著、3150円)幕末の日本人はヨーロッパでどう迎えられたか。その反響を鮮やかに再現する。写真・図版多数収録。


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東海大学出版会

▼東京大学海洋研究所『海洋生命のダイナミクスシリーズ 全5巻』(A5判、450頁、各3780円)
 本シリーズは、東京大学海洋研究所が全国の研究者を糾合して海洋生命科学研究の第一線をまとめたものである。
 海に起源した生命はどのように進化してきたか?(西田睦編 第1巻『海洋の生命史−生命は海でどう進化したか』)、多様な海洋環境に生命はどのように適応しているか?(竹井祥郎編 第2巻『海洋生物の機能−生命は海にどう適応しているのか』)、海洋生態系の構造と相互関係はどのようになっているか?(木暮一啓編 第3巻『海洋生物の連鎖−生命は海でどう連環しているか』)、海洋生命系の変動は人類に何をもたらすか?(渡邊良朗編 第4巻『海の生物資源−生命は海でどう変動しているか』)、新しい“海の生命観”があるとすればそれはどのようなものか?(塚本勝巳編 第5巻『海と生命−「海の生命観」を求めて』、こうした課題への最新の挑戦をわかりやすく解説する現代海洋生命科学の集大成。


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名古屋大学出版会

▼水田洋/松原慶子訳『アダム・スミス修辞学・文学講義』(4410円)言語・文体論によるコミュニケーション理論。
▼齋藤希史著『漢文脈の近代−清末=明治の文学圏−』(5775円)東アジアにおける「文学」の変容を捉える。
▼若尾祐司/羽賀祥二編『記録と記憶の比較文化史−史誌・記念碑・郷土−』(5985円)歴史の場はいかにして形成され、何をもたらしたのか。
▼梶田孝道/丹野清人/樋口直人著『顔の見えない定住化−日系ブラジル人と国家・市場・移民ネットワーク−』(4410円)デカセギの全体像を初めて解明。
▼今津孝次郎/馬越徹/早川操編『新しい教育の原理−変動する時代の人間・社会・文化−』(2940円)ゆれ動く時代の教育を考える。
▼安田信之著『開発法学−アジア・ポスト開発国家の法システム−』(5040円)転機を迎えたアジア諸国の法制度の現状と開発協力のあり方を解説。
▼木村眞人/波多野隆介編『土壌圏と地球温暖化』(5250円)陸域生態系最大の炭素貯蔵庫をどう管理するか。


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三重大学出版会

■長谷川直哉著『スズキを創った男、鈴木道雄』A5判290頁(本体2200円+税)
1章 遠州における企業家精神の醸成/2章 繊維産業の発展/3章 自動織機製造事業への進出/4章 繊維機械工業の発展/5章 幻の自動車開発計画/6章 戦後復興と労働争議/7章 オートバイ製造事業への進出/8章 自動車製造事業への進出。自動織機製造業者から自動車製造業者への転進の軌道を探る。
■第三回日本修士論文賞、募集締め切り。
○対象者 未発表の著作。(日本語)
○刊 行 刊行は本会が行います。
○件 数 若干点
○賞 金 大賞20万円、論文賞10万円
○締切り 2005年 3月15日必着
 応募者は32人で、東京からの応募者が多数を占める、年度を追って内容が充実し、今年は「目覚ましい」論文が集まるなど、望ましい結果に終わりました。


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京都大学学術出版会

▼『海と湖の化学――微量元素で探る』藤永太一郎監修、宗林・一色編(560頁・4200円)微量無機元素の分析法の開発とその水圏における動態解析を通して、世界に誇る海洋化学を開拓した京都大学の水圏化学。その歴史と最新の理論/方法のすべてを一冊に結実。
▼『いのちの森――生物親和都市の理論と実践』森本・夏原編著(398頁・2940円)これまでの都市緑地計画には、本来生息していた野生生物への配慮が不足し、かえって身近な環境を劣化させ生物多様性の危機を招いていた。都市緑地をユニークな生態系と捉え、自然との共生を創造する「真のビオトープ」造りの方法を示す。日本生命財団環境研究助成。
▼『田中秀央 近代西洋学の黎明――「憶い出の記」を中心に』菅原・飯塚・西山編(374頁・4515円)我が国初の日羅辞典を編纂した田中秀央。その自伝と膨大な書簡類には、明治−昭和の知のうねりが克明に刻まれている。市河三喜、土居光知、その師ケーベルやローレンス、そして穂積陳重、高津春繁……西洋学の礎を創った人々の暈気を活写する史料集。


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大阪経済法科大学出版部

▼揚勲・留家瑞著/杉野明夫監訳『中国農村改革の道−人民公社解体と請負制−』(四六判2415円税込)
 困難な農村改革に著者自ら携わりつつ、現地調査や研究の成果をまとめた。人民公社の管理上の欠陥を指摘するとともに、農民個々の責任と自覚に力点をおいた請負制に変貌する中国の未来像をみることができる。
▼杉野明夫著『中国社会主義の再生』(A5判2625円税込)
 1979年に市場型経済改革・対外開放政策へと路線転換させ、躍進しつづける中国経済。それはまさしく「中国社会主義の再生」というべきものと著者は主張する。毛沢東主義による自力更正戦略からその後の開放政策までを概観し、中国の未来を見据える。
▼能塚正義・梁官洙監修/大阪経済法科大学・復旦大学共編『東アジア経済の発展と展望』(A5判2730円税込)
 1998年に大阪経済法科大学と世界の各大学で共同開催された国際学術シンポジウムで発表されたレポートを再編集し、単行本として刊行。


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大阪大学出版会

▼田中美穂著『多国籍企業の法的規制と責任』A5判・上製・200頁 定価4935円 国際社会における公正な責任負担の観点から、子会社の経済行為に対する親会社の責任と法的規制のあり方を各国の法制度や判例の詳細な分析を通して多角的に解明する。
▼湯浅邦弘・竹田健二編著『懐徳堂の歴史を読む』B5判・並製・60頁 定価1050円 懐徳堂の主要人物や主要資料を解説し、アーカイブという観点から懐徳堂の歴史とその魅力を記す。
▼浜田茂幸・米田俊之編『先端歯科医学の創生』B5判・並製・276頁 定価4200円 二一世紀COEプログラム「フロンティアバイオデンティストリー」に取り組む大阪大学歯学研究科の最先端の研究成果をわかりやすく解説。
▼岸本忠三著 大阪大学新世紀セミナー『いのちの不思議』A5判・並製・96頁 定価1050円 免疫学の世界的権威であり、総合科学技術会議のメンバーとして政府の重要施策決定にも関わる著者が不思議に満ちた生命の誕生から死までを、最先端の医療と倫理から論述する。


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関西大学出版部

▼伴義孝著『「気づき」の構造−実践と思想の対話−』(A5判・3675円)身心一如の気づきと学びの構造を「からだ」と「生」の原点から解明。時代は競争原理から共生原理への転換を要求。近代科学主義過剰依存状況からの脱却を展望し東洋思想と西洋思想の融合を基盤とする21世紀の生活課題を問う。
▼井上泰山著『中国近世戯曲小説論集』(A5判・4200円)宋元明三代に文字化された戯曲や小説などの所謂「白話文学」を対象としてその成立過程を解明。中国の専門家との論争、スペインにおける新資料の発掘状況、中国国内の専門誌掲載論考など、著者の長年にわたる通俗文学研究の成果をまとめた論文集。
▼伊藤健市訳『アメリカン・ウェルフェア・キャピタリズム』(A5判・3675円)19世紀末からニューディール期のアメリカを対象に、多くの企業に見られたウェルフェア・キャピタリズムの生成・発展・消滅史を、一次資料を駆使して克明に解き明かした高著の本邦初訳。アメリカにおける労務管理・労使関係の史的展開と実態把握にとって必読の書。


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関西学院大学出版会

近刊
▼関西学院大学災害復興制度研究所編
『被災地恊働−第一回全国交流集会から』(A5並製・120頁・予価1470円)
新刊
▼前島宗甫編著・関西学院大学「暴力とキリスト教」研究会
『暴力を考える−キリスト教の視点から』(A5並製・172頁・定価1785円)
▼澤谷敏行他著
『大学事務職員のための日中留学交流の手引き』実務担当者のための受け入れ・派遣の手引き書。(A5並製・154頁・定価1890円)
▼川口順子・佐藤行雄・村田俊一他著
K・G・りぶれっと『国連の将来と日本の役割』青山学院・関西学院合同シンポジウム。(A5並製・88頁・定価945円)
▼関西学院大学COE編
『先端社会研究』創刊号
特集テーマ「幸福と不幸の社会学」。(A5並製・360頁・定価2940円)


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九州大学出版会

▼園井英秀編『英文学と道徳』(四六判・410頁・3780円)道徳的覚醒を促す英文学の伝統と諸問題。論述や視点のバラエティーは本書タイトルの主題のパラダイムである。
▼J・マリタン/荒木慎一郎訳『岐路に立つ教育』(A5判・194頁・2940円)教育哲学の古典的文献。教育の根本問題に関して多くの混乱や動揺が見られる教育界にとって、多くの示唆に富んでいる。〈長崎純心大学学術叢書7〉
▼児島洋著『哲学的人間学序説−モナドと汝−』(A5判・350頁・3990円)人格は我の内にではなく、我と我の間にある。五十年にわたる思索の結晶。
▼今田盛生編著『森林組織計画』(A5判・272頁・2940円)持続可能な森の計画手法を実践に基づき解説する。
▼細江守紀著『情報とインセンティブの経済学』(A5判・244頁・2940円)〈経済工学シリーズ・第2期〉
▼岩佐昌●(日へん+章)編著『中国現代文学と九州−異国・青春・戦争−』(新書判・248頁・1365円)戦前、九州に関わり深い日中作家群像。〈KUARO叢書4〉


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