ハリー・ポッターとその時代
A5判 244ページ 並製
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-903281-09-4 C1098
奥付の初版発行年月:2008年06月 / 発売日:2008年06月下旬
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-903281-09-4 C1098
奥付の初版発行年月:2008年06月 / 発売日:2008年06月下旬
内容紹介
1997年の「ハリー・ポッター」シリーズ開始は世界的な社会現象となった。その後フィリップ・プルマン、ヤン・マーテルらの作家も巻き込み、大人も読む児童文学(=境界領域文学)は、新たなジャンルのベストセラーとなり、出版界と読書界に大きな流れを形成した。その潮流を俯瞰・分析し、子どもと読書を考える。
目次
第1章:ハリー・ポッターを主人公とした一連の物語がもたらした「読書現象」/第2章:ハリー・ポッター読書現象とベストセラー・リスト-『ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー』の場合/第3章:フィリップ・プルマンの三部作、His Dark Materials について/第4章:ハリー・ポッター・シリーズ第五巻、Harry Potter and the Order of the Phoenixと児童文学としての「暗さ」について/第5章:『パイの物語』に見る境界領域文学の一考察/第6章:『ハリー・ポッターと謎のプリンス』-物語の発展と追う読者たち-/第7章:The Curious Incident of the Dog in the Night-Time(夜中に犬に起こった奇妙な事件)考-境界領域文学の題材と読者について考える/第8章ハリーのいる夏、いない夏-現代児童文学読書事情-/第9章:翻訳児童図書一考察-最近の課題図書、中学・高校の部選定図書から-/第10章:Harry Potter and the Deathly Hallows-エピックの完結-