「日韓連帯運動」の時代 1970-80年代のトランスナショナルな公共圏とメディア
李 美淑:著
A5判 384ページ
価格:6,270円 (消費税:570円)
ISBN978-4-13-056115-0 C3036
奥付の初版発行年月:2018年02月 / 発売日:2018年02月下旬
価格:6,270円 (消費税:570円)
ISBN978-4-13-056115-0 C3036
奥付の初版発行年月:2018年02月 / 発売日:2018年02月下旬
内容紹介
1970〜80年代の韓国は独裁政権による弾圧に抗して,民主化運動が沸き起こっていた.植民地支配の歴史もまだ生々しい当時,隣国のこの状況に対して,日本の市民たちはどのように反応したのか.両国市民の国境を越えたネットワークと連帯の姿を鮮やかに描き出す.
著者プロフィール
李 美淑(イ ミスク)
東京大学大学院総合文化研究科特任助教
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章 越境した他者との連帯に向けた言説空間
第I部 トランスナショナルな公共圏論/連帯論
1章 トランスナショナルな公共圏——越境した他者の苦痛に敏感な言説空間
2章 トランスナショナルな連帯と再帰的民主主義
第II部 トランスナショナルな社会史——日韓連帯運動
3章 日韓連帯運動の展開——広がる裾野
4章 トランスナショナルな情報交換のネットワークの形成と活動——T.K生の「韓国からの通信」を中心に
5章 総合雑誌『世界』における「連帯」の言説
終章 トランスナショナルな公共圏と連帯の可能性
THE AGE OF THE JAPAN-KOREA SOLIDARITY MOVEMENT: Transnational Public Sphere and Media in the 1970s and 80s
Lee Misook