北海道林業技術発達史論
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-8329-0702-7(4-8329-0702-6) C3061
奥付の初版発行年月:1973年07月 / 発売日:1973年07月下旬
北海道における林業技術の発達とその問題点を,経営方式・経営組織さらに背景としての社会経済的条件と関連させて体系的・実践的に論じた,注目すべき共同研究の成果.現在停滞を続けている林業技術について,その発展と再編成の方向を指し示す,全林学研究者必読の書.
大金 永治(オオガネ エイジ)
北海道大学農学部助教授 (森林経理学教室).
生井 郁郎(ナマイ イクロウ)
北海道立総合経済研究所研究第一部主任研究員
前田 満(マエダ ミツル)
農林省林業試験場北海道支場保護部主任研究官
和 孝雄(ニギ タカオ)
北海道大学農学部附属演習林講師
目次
第 1章 林業技術発達史の分析視点
第 1節 林業技術の性格と構造
第 2節 北海道林業の特質と国家的林野所有の経営的性格
第 3節 林業技術発達史の課題と対象
第 4節 林業技術発達史の方法
第 2章 林業における経営方針の展開と技術
第 1節 総 説
第 2節 国有林における経営方式の展開と技術
第 3節 御料林における経営方式の展開と技術
第 4節 道有利における経営方式の展開と技術
第 5節 経営組織に関する研究の展開
第 3章 収穫技術の展開
第 1節 総 説
第 2節 国有林経営における収穫技術の展開
第 3節 御料林経営における収穫技術の展開
第 4節 道有林経営における収穫技術の展開
第 4章 測定技術の展開
第 1節 総 説
第 2節 国有林経営における測定技術の展開
第 3節 御料林経営における測定技術の展開
第 4節 道有林経営における測定技術の展開
第 5章 育林技術の展開
第 1節 総 説
第 2節 明治・大正期の育林技術
第 3節 昭和初期から20年代の育林技術
第 4節 昭和30年代以降の育林技術
第 5節 研究史
第 6章 保護技術の展開
第 1節 総 説
第 2節 北海道における保護技術の展開
第 3節 害発生と防除
第 4節 保護技術の研究史
第 7章 伐出技術の展開
第 1節 総 説
第 2節 水運材の時代 (明治期~大正中期)
第 3節 軌道運材の時代 (大正中期~昭和20年代)
第 4節 トラック運材の時代 (昭和30年以降)
第 5節 伐出技術に関する研究
総 括
北海道林業技術発達史年表